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ハイドン 交響曲第101番ニ長調「時計」

先日、実家の書棚を整理してました。特に高校、大学時代に使った教科書や辞書などを整理しました。こんなものを手に取ると若かった時のことを思い出します。その中の一冊がこれ、斉藤秀三郎による「熟語本位英和中辞典」です。

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これは確かZ会の会報誌を読んで買ったように記憶しています。確かこんなことが書いてあったと思います

「・・・この辞典を半分でも読んで手垢にまみれてきたら赤飯を炊こう、合格祝いの」

大昔のことなので詳細は覚えていませんが趣旨はこんなものでした
これを読んで早速大枚1500円を叩いて、当時の普通の辞書に比べると3倍くらいしましたか、意気込んで買ってしまったのがこの辞典です。そう、これは辞書ではなくて辞典。未知の単語を調べるという目的よりも基本的な動詞や前置詞の幅広い用法を知る、折りにふれて読んで英語に慣れる、そんなものだったのです。残念ながら半分はおろか三分の一も読めなかったので赤飯を炊くことはありませんでした。
この斉藤秀三郎という人が小沢征爾の師である斉藤秀男氏の父君であることを知ったのはずっと後のことでした。
さて、この時代、つまり私が高校生だった時代ですが「百万人の英語」というラジオ講座があったことは私くらいの年代の方なら皆さんご存じかと思います。いつも居眠りしながら聴いていた?そんな思いしかありませんがテーマ音楽だけは鮮明に覚えていました。

という訳で今日はハイドンの「時計」です (^^ゞ
そんな訳で小澤征爾指揮する斉藤記念オーケストラといきたかったのですが、ありません。そこでモントゥーの演奏にいたしました。
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「時計」というと真っ先に取り出したくなるのがモントゥー/ウィーン・フィルのCDなのです。モントゥーの演奏は何を聴いていると豊かな気持ちになれる。このハイドンはその典型かもしれません。悠容迫らず、聴き手を包み込むような大きさがあります。大きさといってもクレンペラー等の厳しいものとは違って優しさを感じる大きさでしょうか?迫力もあるけど力ずくにならないので素直に聴けてしまいます。こういう指揮をする人はいなくなったようですが。。。

録音は1959年。古さは否めません立体感に溢れた雰囲気のある暖色系の聴きやすい音。シャープというよりは温かみのある、それでいながら木目の細かさにも不足しない肌触りの良い音楽的な音。奥行きに比べて広がりが今ひとつなのが残念なところ 92点

ピエール・モントゥー指揮
ウィーン・フィルハーモニー

             お知らせ

暑さが和らぐころまで休ませていただきます
お盆明けには再開の予定ですが
予定は未定にして決定にあらずです
なおヤフーのほうで週に一度くらいの割合で音楽関連のものをアップする予定です。勝手ながらそちらを覗いていただけたら幸いでございます(__)

山崎ハコ ベスト・セレクション

昔FM放送が隆盛のころクラッシックに限らずポップス系の番組もよく聴いていました。ある番組、どんな番組で誰が出演していたかも忘れましたが、暗い歌を話題にしていました。あれこれと話しをしていたのですが覚えているのが「部屋を暗くして聴くのが中島みゆきなら、部屋を真っ暗にして聴くのは山崎ハコ」というところでした。山崎ハコという歌手については余り知らないし、知ろうと思うほどファンでもないのですがCDは何故か2枚もあります。なんで買ったのか思い出せない、多分店頭で気まぐれで買ったおかもしれません。

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 で、今日取り上げたCDはいわゆるベスト盤です。まあ、気に入ったアーティストのものは個々のアルバムを買い、ちょっと聴いてみようかという時にはとりあえずベスト盤で、ということだったのでしょう。聴いてみるとこれが意外、といっては失礼なんですが良かったのです。暗くてちょっとなげやりのような歌い方なのですが、歌は上手い、そして心の奥まで伝わってくるキワモノではなくて本物の歌手だと思いました。
選曲も秀曲揃い、そして良かったのが録音。ベスト盤なので多少のバラツキはありますがストーレートでリアルな音です。いわゆるミキシングを駆使した人工的な音とは対極にある素直で自然な音。目を瞑って聴けば目の前で歌っているような臨場感。多分この頃の彼女はあまりメジャーではなかったので録音予算が少なくてシンプルな録音で済ませたことが功を奏した?勿論マイクを通した声なのですが、マイクを通したとはっきりわかるところが又美点なのです。
最初の「飛びます」からいい音が聴けます。そしてライブからの「望郷」、これはライブ特有の暗騒音が実に生々しい臨場感を醸し出してくれて◎です。いまのJポップス系ではまったく聴かれなくなった音かもしれません (最近のを聴いていないのですが。。。)   94点

飛びます
望郷
綱渡り
白い花
ヨコハマ
ジプシーローズ
水割り
幻想旅行
織江の歌
ララバイ横須賀
気分を変えて
サヨナラの涙

ハイドン 弦楽四重奏曲第41番ト長調op.33-5

ハイドンの弦楽四重奏曲は好みのものですが「ロシア四重奏曲」は聴いていませんでした。曲集の中の「鳥」は知っていましたが他の曲は聴いたことがありませんでした。この曲集はモーツァルトのハイドンセットに影響を与えたものとして有名なのですが、その割には録音が少ない?自分が知らないだけなのかも知れませんが、これまで聴かないでいたので購入いたしました。以前にもウェラー四重奏団のものを注文したのですが入荷せずにキャンセル。その後もフェティクス四重奏団のものを注文して、これまた入荷せず。こうして縁がなかったのですがこの度モザイク四重奏団のものを入手いたしました。モザイクは好きではないのですが。。。??(^^ゞ

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さて一枚目をまずCDプレーヤーにセット。このCDは作品番号順ではなくて41番が最初に収録されています。
でその41番なのですが、まあこれは素晴らしい四重奏曲です。軽快で爽やかでモーツァルトのK387の第1楽章を思い起こさせるような第1楽章、ハイドンらしい伸びやかさと湿っぽくならない憂いのある美しいメロディと印象的な終わり方の第2楽章、ユーモアがあって生き生きとしたメヌエット、そして第4楽はモーツァルトのK421の終楽章を思わせるシチリアーノ、曲想は違うのですが耳の印象がそう思わせる変奏曲で締めくくられます。モーツァルトがロシア四重奏集の影響を受けてハイドンセットを書いたということをこの一曲だけで納得させられたような気がしました。しかしこんなに美しい曲を知らなかった!自分が知らなかっただけなのですが隠れた名曲とはあるものです。
音楽の素人の言うことではありませんが作曲的には特に凝ったものではないと思うのですが、とにかく第1ヴァイオリン主導のディベルティメント風ともいえるこの曲、ハイドン特有の明快で外連味のない実に聴いていて楽しくて充実感のある佳曲と思いました
演奏するモザイク四重奏団、透き通るような四つの楽器の響きの見事さよ。特に表情的ともいえる第1ヴァイオリン、それを雄弁にささえる他の三つ楽器のバランス良さ。よく調和した見事な演奏かと思いました。


録音は1995年。 四つの楽器の定位と溶け合いがバランスよく響ハイドンに相応しいく気持ちのいい録音。ただ楽器のせいなのか録音のせいなのかわかりませんが若干中域の厚みが足りない。やや薄く感じられる逆カマボコ型。そこが惜しいという感じでした。  92点

モザイク弦楽四重奏団

パーカッションの饗宴

前回のバレンボイムの幻想交響曲はちょっと消化不良のような感じでした。でも続いて同じ曲を聴く気力はありませんので、同曲の4楽章「断頭台への行進」だけをとびきりの録音で聴いてみました。聴いたといってもパーカッションによる編曲版です。演奏しているのはザ・オールスター・パーカッション・アンサンブルというグループです。これは常設の団体ではなくてアメリカ東部のオーケストラ、ニューヨークフィル、ボストン交響楽団、フィラデルフィア管、クリーブランド管等の打楽器奏者10人をレコーディングの為に集めたようです。指揮と編曲はハロルド・ファーバーバンという人で全く知らない人です。これはCD黎明期のものですが今聴いてもその録音は見事なものです。

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音像は明快、音場は透明でリアル。楽器の位置と大きさがわかるような録音。特に奥行きの深さが印象的です。
シンバルの動きが見えるような高音の繊細感、ティンパニのパワー感など申し分なく目を瞑って聞いていると眼前に楽器が想像できるくらいのリアルさです。これは素晴らしい録音です。贅沢をいえば録音会場の暗騒音や奏者の息遣いのようなものが感じられないところでしょうか?猛暑の中ボリュームをおおきめにして聴きました(^^) 他の3曲も同じく優秀録音で特にカルメン幻想曲が秀逸、オーディオチェック用にも使っています。

ハロルド・ファーバーマン 指揮と編曲
ザ・オールスター・パーカッション・アンサブル

1 ビゼー カルメン幻想曲
2 ベートーヴェン 交響曲第9番より「スケルツォ」
3 パッヘルベル カノン
4 ベルリオーズ 幻想交響曲より第4楽章



ベルリオーズ 「幻想交響曲」作品14

ミチョランマという単語というか造語があります。未聴のCDの山のこと、誰が言い出したのかは知りませんが実に見事な造語です。私のミチョランマはそんなに高いというほどはありませんがそれなりにあります。
今の時代はWEBでクリックして簡単に買えてしまう、決済はカードなのでつい買ってしまいます。このミチョランマのCDですが大抵はどんなものがあるのかは把握しているのですが、時には買ったことさえ忘れていたCDも現れます(^^ゞ 多分マルチバイの数合わせで買ったものかもしれません。
今日はそんな日陰の存在だったCDを。バレンボイム指揮、ベルリン・フィルハーモニーによる幻想交響曲です。

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幻想交響曲を初めて聴いたのはテレビででした。マルティノンが来日した折にNHK交響楽団を指揮したものが放映された時でした。それまでは交響曲といえば「運命」とか「新世界」というものしか知らなかったのでこの「幻想交響曲」は実に新鮮に聞こえました。特に第1楽章、特に禁断の世界を暗示するような冒頭や最後の二つの楽章などは興奮して聴いたものでした。それでどうしてもレコードが欲しくなり買ったのがミュンシュ指揮するボストン交響楽団のものでした。当時は幻想というとミュンシュ、クリュイタンスそしてモントゥーが定評あるものだったと記憶しています。
余談ですがうちに来た銀行員がそのレコードを見て「随分と難しいのを聴いてるんですね」なんて言われたことも思い出の一つです。今では中学生でこれを聴いていても何とも思わないでしょう、時代ですね。

さてこのバレンボイム盤ですがまずは録音から(^^ゞ
1985年の録音。ベルリン・フィルながらカラヤンのDGGとは異なった音です。プロデューサーが違うのとメーカーの音作りの違いがあるのでしょう。
長い残響を伴ってホールの雰囲気が豊かに伝わってきます。分解能がいいというよりはふわっとした厚みにある音で繊細に切れ込むタイプとは違いますがある意味では聴き易い音です。
奥行きは深いのですが、それに比較すると広がりがイマイチ、というより狭い。
ところが時々咆吼する金管やティンパニは中央に集まった音場とは全く別の位置から派手に聞こえてこるという、いかにもマルチチャンネルの作られた音場感で興ざめのところがあります。これは発売当時は優秀録音盤としての評価があったと思うのですが、ちょっと作為の目立つ録音でうちのオーディオと相性が悪かったのかもしれません。  87点

演奏は期待に反してバレンボイムらしからぬ大人しいもの。バレンボイムはその数年前にパリ管と録音しています。その演奏は持っていないのですが友人宅で聴かせてもらった遠い昔の曖昧な記憶によると、もっと覇気のあった演奏だったようなのですが。。。ベルリン・フィルを相手に気後れしたのか、パリ管と違った大人の演奏を目指したのかは定かではありませんが、ただベルリン・フィルハーモニーが演奏した「幻想交響曲」といった感じで、録音ともどもちょっと肩すかしを食ったような一枚でした。
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月に数回ですが更新しようと再開しました

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