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チャイコフスキー 幻想序曲「ロメオとジュリエット」

チャイコフスキーの音楽はあまり好きではないのですが意外と聞くことが多いという、私にとっては不思議な作曲家です。「ロメオとジュリエット」はベルリオーズやプロコフィエフも音楽に取り上げていますが、今日はチャイコフスキーもののを。この曲は静と動の対比の鮮やかさと甘美なメロディーで親しみやすい曲の一つでしょう。ただ親しみやすいのと安手になるのは裏表で、あまり派手にやられると、ちょっとなあ、と思わされることもあります。いつだったかFMのスイッチを入れたらこの曲が放送されていました。途中からだったので演奏者は不明、愛の語らいの部分は濃厚すぎるくらいに歌っているなと聴いていました。で、争いの場面になるとこれはもう凄演というか猛演というかやりたい放題といった感じで辟易、いくらなんでもやりすぎなんではと思って演奏が終わってアナウンスを聞くと今は亡き某指揮者のもの。嗜好の問題ですが羽目を外しすぎた演奏は敬遠したくなる曲です。
今日選んだのはモントゥー指揮、ロンドン交響楽団のものです。某指揮者を引き合いに出して悪いのですが、さすが、モントゥー踏み外すことなくこの曲を仕上げています。踏み外しがないから穏やかな演奏というものではなくて、決めるべきところは金管を強奏させ、ティンパニーの強打も迫力十分な演奏になっています。モントゥーの演奏を聴いていていつも思うことは肌触りの良さです。どんな強奏になっても全体を温かく包むようなものがあってきつくならないのです。そこがモントゥーの一つの美点ではないかと思っています。
録音は1963年、ウィーン・コンツェルトハウスでのライブです。40年以上前の、そしてライブということを考えるとすごく優秀な音です。レンジはあまり広くはありませんが拡がりや奥行きは十分、金管やティンパニーの切れ込みもよく、音楽的で聴きやすい音です。昔のライブ録音は制約があったのでしょうが、逆に言うと制約がある故のシンプルな録音が自然な音を導いたとも言えそうで、これはそんな好例の一つだったのではないかと思いました。

ピエール・モントゥー指揮
ロンドン交響楽団
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