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ベートーヴェン 交響曲第1番ハ長調作品21

最近ベートーヴェンの初期の作品をいいなと思うようになりました。以前は中期から後期の作品こそベートーヴェンの音楽と思っていて初期の作品をあまり聴いていなかっったのです。弦楽四重奏曲にしてもラズモフスキー以降、ピアノソナタも「悲愴」以外は一桁番のものを聴くのは希でした。
でも交響曲の1番などを聴いてみると星雲の志、理想に向かっていく若きベートーヴェンの覇気、そんなものが感じられて中期以降のものとはちがった清々しさ、勢いが快く響いてくるのです。
特に今日取り上げたのはその交響曲の1番を。
ところでこの交響曲の1番が目当てでCDを買ったことはありません。例外なしに全集の中の一枚か他の曲のフィルアップされたものでした。多分そういう方が多いのではないかと思っています。ベートーヴェンの九つの交響曲のなかでも他の8曲に比べると落ちるというのは当たっているかもしれませんし、ハイドンの影響から抜けだしていないとは思うのですが、真っ直ぐないい交響曲だと思います。
こういう真っ直ぐな曲は手練手管を感じさせるものよりも、吉田和秀氏の言葉を借りると私心のないセルの演奏がいいのでは?そこでセルのCDを取り出しました。

bee1.jpg

セルの演奏は期待に違わぬ見事なものでした。余計なものを取り去った透明な響き。かといって無機的なものではなく十分にしなやか。よくセルを批判する時に使われる冷たさは全く感じない。セルらしくバランスの良い響きによる推進力と力感が快い。ダイナミクスも必要にして十分という感じで、曲の古典的な美しさを十全に示したこの曲のスタンダードな演奏といってもいいのではないでしょうか。

録音は1964年。 奥行きは浅め、レンジも広いとはいえないのですが、予想していたよりも残響が豊かで潤いもあり広がりもまずまずで聴きやすい音。セルのものを沢山聴いてはいないのですがCBSの録音のなかでは良い方かもしれません。 88点

ジョージ・セル指揮
クリーブランド管弦楽団
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私もお気に入りです

交響曲第1番は、たしか当方の30歳記念に、「30歳のベートーヴェン」とかいうカセットを作って通勤の往復に聴いていた頃からのお気に入りです。ウィーンのデビューが、交響曲第1番とピアノ協奏曲第1番、それに七重奏曲だったそうですから、なんとも豪華なプログラムですね!

No title

narkejpさん、おはようございます

>交響曲第1番とピアノ協奏曲第1番、それに七重奏曲だったそうですから、なんとも豪華なプログラムですね!

交響曲と協奏曲、そこに七重奏曲というのが凄いですね。
いまでは無理なプログラムでしょうね。

コメント、ありがとうございました

No title

こんばんは。

セルのベートーヴェンは佳いですね。特に私は、彼の第2番の演奏を偏愛していますけれど、第1番も佳いです。

颯爽とした、推進力のある演奏は、目を見張るものがあります。音楽が本当に生き生きしています。

この演奏に似ているのが、ヴァントかなとも思いました。ヴァントのベートーヴェン演奏も好きです。

No title

バルビさん、おはようございます

録音の良くないものは苦手なので
セルのものは遠ざけてきました
なかには日本公演のような良いものもあるのですが。。。

そんな私ですが最近はセルのものをよく聴くようになりました
とにかく勿体ぶったところがなくて気持ちがいいです。

ヴァントもあまり聴いておりません
ぼちぼち聴いてみたいと思っています
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