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ブラームス ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調作品108

ブラームスには名曲が沢山あります。が、あまり好きな作曲家ではありません。交響曲も最近はあまり聴かないしピアノ協奏曲も疎遠、すすんでは聴きたいという気持ちにあまりなれません。
そんなブラームスなのですが室内楽、特に弦楽五重奏曲、そしてヴァイオリンソナタは好きなので割合と聞いています。ただ音源的には少ないです。手元にあるのはオイストラフ/リヒテル、デ・ヴィトー/フィッシャー、それにウィウコルミスカ盤になります。私はよくお邪魔させていただくハルコウさんのような意欲も根気もないので聞きくらべなどは無理なのでここで各盤についてのことを書くことはいたしませんが音に不満がなくてブラームスらしいのはオイストラフ盤と思っています。ただブラームスらしいというのがくせ者でこのヴァイオリンソナタにはもっと爽やかな演奏もいいのではないかと思うことが多くなりました。
そんな訳でブラームスのヴァイオリンソナタをサラリとしたヴァイオリンで聴いてみたいなと思いました。図書館で借りた古沢厳の演奏もそんな演奏で気に入っているのですがHMVを眺めていたらスークの演奏を発見。このヴァイオリンの音盤をあまり持っていないということもあって購入いたしました。

suk.jpg


スークというと私がクラッシック音楽を聴き始めた時はビックネームで必ず名盤紹介にはノミネートされていました。でも最近はあまりその名前を聞かなくなったようです。
この3番は3つのソナタでも一番スケールが大きく、特にピアノのパートも伴奏の域を脱していると思えるくらいなので普通に演奏しても聴き応えのある曲です。ただそこの塩梅が難しくてオイストラフ/リヒテル盤のように白熱した演奏ではヴァイオリンソナタの或をはみ出してしまったよう、ちょっとうるさく思えてしまうと思うこともあるのです。最初に聴いた時にはその圧倒的な演奏に感激したのですが勝手なものです。
さて、このスーク盤は期待に応えてくれた美しくてよく歌われたブラームスでした。スークのヴァイオリンは思っていたより線の細さを感じることなく密度のある音。フレージングも硬くなることがなく自然で滑らか。しかしながらニュアンスを感じさせるし歌い回しも柔軟。いい意味でブラームスの重さのようなものを感じさせないものです。ピアノのカッチェン、名前は知っていましたが聴くのは初めてのピアニストです。バランス感覚の優れた人かと思いました。ガンガンと弾いてでしゃばることもなく、そうかと言って控えめでもない。自由闊達ではなくて己をわきまえた闊達さ?温かみのある音色もあってスークとのコンビもいいものと思えました。刺激的なものはないけど安心して聴ける、クルマでいえば上質のセダンのようなブラームスでした。
なお今回は好きな3番を取り上げましたがこのCDには一緒に1番と2番が収められています。これらは3番以上に名演。資質に合っているのでしょうか?特に2番、こんなにいい曲だったのかと思わせる演奏でした。
録音は1967年。ステレオと表示されていますがモノラルとしか思えない音です。オシロスコープなど持っていないので確かめることは出来ませんが聴感上はモノラルです。この年代では完全にステレオに移行しているはずでライブ等ならともかく正規録音でモノラルとは。。。ヴァイオリンソナタなのでステレオ録音でなくても特に不都合はありませんが音場的に不満が出てしまいます。演奏が良かっただけに残念でした。

ヨゼフ・スーク(ヴァイオリン)
ジュリアス・カッチェン(ピアノ)



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これは知りませんでした

こんにちは。
ブラームスのヴァイオリンソナタは好きなんです。
個性の異なる3曲が、いまは1枚のCDで聴けるんですもんね。
うれしい時代ですが、こちらのスーク盤は知りませんでした。
シェリング、グリュミオー、デュメイを聴いてますが、懐かしのオイストラフをまた聴きたいですし、こちらのモノラルっぽい(笑)スーク盤も聴いてみたいですね。

No title

yokochanさん、おはようございます

例の件では大変なお手数をおかけしました
この場を借りて改めてお礼申しあげます

ブラームスのソナタ3曲はちょうどCD1枚に入るのですね
CDではありませんが30年近く前にムターのコンサートでも
この3曲のプログラムでした。

スークの演奏は手に汗にぎる、そんなタイプではありませんが
ゆったりと音楽に浸れてマルでした

No title

以前に拙ブログでこの曲を取り上げたことがありますが、そのときにお薦めいただいたのが、このCDでした。
天ぬきさんの記事を読んで、もう一度聴いてみましたが、いい演奏ですね。

そして、録音の件ですが、初出時のLPジャケットにはSTEREOの文字が……。
実際、モノラルに近い音場ですが、ステレオ・プレゼンスはありますね。
アンプのメーターも左右で微妙に揺れ方が違いますし……。

No title

ハルコウさん、おはようございます

これは良い意味で熱くならない良い演奏と思いました

録音の関しては仰る通りでアンプのモードをMonoからStereoにすると若干のプレゼンスが感じられますが・・・やっぱりモノかな(^^ゞ
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