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シューベルト交響曲第9番ハ長調D944

オーケストラというとウィーン・フィルハーモニーとベルリン・フィルハーモニーの二つがまず頭に浮かびます。他にもドレスデンとかコンセルトヘボゥとかがありますが、まずこの二つを挙げることにそう異論は無いと思います。
で、どちらが好きかと聞かれたら迷うことなくウィーン・フィルです。
そのウィーン・フィルでも注釈がついてDGGのウィーン・フィルではなくてDECCAでのウィーン・フィルということになります。これ、勿論生ではなくてCD等で聴いた場合に限っての話しをしております。私、ウィーン国立歌劇場管弦楽団の演奏は聴いたことがありますが、ウィーン・フィルの生は体験していません。蛇足ですがベルリン・フィルはカラヤンの指揮で聴いております。え~、ですからウィーン・フィルの音といってもイメージの世界です。そのイメージの世界に合うのがDECCAでのウィーン・フィルの音であってDGGの音ではないのです。だいぶ昔のことになりますがベームがウィーン・フィルとベートーヴェンの交響曲を録音したと聞いて大喜びしたのですが、その音を聞いてちょっとがっかりした時のことはよく覚えています。DECCAとは違った華やぎの無いともいえるような音に。。。今聴いてみると別の良さは無論あるのですが、やっぱりDECCAの音のほうが好きです。

前置きが長くなりました。シューベルトの交響曲第9番「グレート」、古い人間なので旧番号です。この曲を最近はすっかり聴かなくなりました。前半の二つの楽章は好きですが後半になると冗長さが目立ってきて吉田秀和氏の言葉を借りると「へこたれます」。全曲通して聴く根気もなくなりました。ただDECCAの音でウィーン・フィルによる「グレート」を聴いてみようかと思い取り出しました。手元にあるのはショルティ指揮にものでCD初期のもので4000円くらいしたはずです。


solti9.jpg

ショルティというとオケを締め上げて一糸乱れぬ演奏を繰り広げ、そして圧倒的な迫力で圧倒する、そんな姿を想像してしまいますが、このシューベルトもやはりそうでした。第1楽章の始め、実にゆっくりとしたテンポで始まるので、おっと思うのもつかの間?主部に入るとショルティ節全開、我慢していたものを発散するが如し??しかしシューベルトのロマンを感じさせてくれるのはオケがウィーンフィルだということが大きい、いやウィーン・フィルだからこそなのかもしれません。 ショルティらしく ガッチリとしていて曖昧さもない、ある意味強引な音楽作りなのだけれどオケのせいか比較的圭角の取れた音楽になっているのが面白いところです。2楽章などの木管と弦のかけあう美しさは聴きものといえるでしょう。といってもふくよかさなどとは別の世界であることも確かですが。正直いって3楽章以降は元々音楽が力強いところにショルティの豪腕、ちょっとシンドイかなと思っていたのですがこれが不思議とその生命力あふれる音楽とパワフルながら美しいオケの音色に圧倒される思いで聴きいってしまいました。ショルティとウィーン・フィルによるグレートなシューベルトを聴いてお腹一杯、当分はこの曲を聴かなくて済みそうです(^^ゞ

録音は1981年、ソフェインザール。広がり、奥行き感も十分でホール一杯にウィーン・フィルの美音が鳴り響く感じ。ホートーンも豊か。ただ分解能がイマイチなのと弦楽にやや硬さがあるのはデジタル初期の録音のせいか、ショルティの音なのか?そこがクリアーできていたら優秀録音でした。無論いい音なのですが。 93点

ゲオルグ・ショルティ指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団




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シューベルト「交響曲第9番」を聞く

午後から晴れた日曜日、ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団の演奏で、シューベルトの交響曲ハ長調「ザ・グレイト」D.944を聞きました。番号は第9番とされることが通例でしたが、最近は第8番とされることもあるとか。それはともかく、彼の死の半年前の1828年に、ウ

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NO TITLE

「意外と良い演奏…」、生意気なようですが、初めて聴いたときにそう思いました。
曲全体を引き締めている演奏のせいか、伸びやかな木管の音色が余計に印象的だったと記憶しています。

私はウィーンフィルの演奏を3度聴きましたが(大阪フェスティバルHとシンフォニーH)、指揮者や会場は異なれど、共通するのは冒頭の音色の柔らかさに、心地良い陶酔を感じた事。録音ではなかなか再現されないように思いました。

NO TITLE

さすらい人さん、こんにちは

ウィーン・フィルの演奏会は経験がありません
国立歌劇場管弦楽団は「薔薇に騎士」と「魔笛」を聴きましたが
ピットに入ってしまうと真価を聞くのは難しいと思いました
私の耳ですからあてにはなりません。。。

「意外と良い演奏・・・」
そうですね
言い得て妙、ですね

コメント、ありがとうございました。

NO TITLE

こんにちは。

ショルティさんのLPやCDにはお世話になっています。この人の、オーケストラを豪快にならし、強力にドライブするその表現方法を私は結構気に入っています。スカ~っとして、気分爽快になりますね。

私は彼のグレイトの盤は所有していないのですが、曲も魅力的ですし、聴いてみたいですね。聴後はきっと、さわやかな気分になれるでしょう。

この曲では、最近はギュンター・ヴァントの指揮したCDを手に入れ聴いています。厳しい音楽表現ですが、これも好演と思います。

NO TITLE

バルビさん、こんにちは

実を言うとショルティという指揮者はあまり好きなタイプではありません
ありませんがラックを見ると結構あるのです(^^ゞ
バルビさんおっしゃるように爽快感があること
それとデッカによる優秀録音のせいかもしれません??
ウィーン・フィルのこの曲ではケルテスのがありますね
デッカの録音、興味があります

ヴァントのはNDRとのエアチェックテープがありますが
いまだ聴いておりません(^^ゞ

コメント、ありがとうございました

シューベルトの交響曲第9(8)番

こんにちは。私も古い人間の一人で、なんとなく9番という方がしっくりきます(^o^;)>poripori
当方は、週末農業のお供に、よくこの曲を選びます。ほどよく長いのと、リズムが明快で気持ちよく農作業がはかどります(^o^)/
トラックバックいたしましたが、セルとクリーヴランド管の演奏は、パブリック・ドメインになった旧録音よりも、EMI録音のほうが、演奏に少しふんわりとした柔らかさが感じられます。逆に、旧録音のほうが、強靭なインテンポの推進力を感じさせるようです。おもしろいものですね。

NO TITLE

narkejpさん、おはようございます

セルの旧録音は未聴ですがEMIのものはしなやかさ感じられます。
実はnarkejpのブログにTBされていた望 岳人さんの記事を見て
一部聴いてみたのです。
とうぶん、聴くことのないと思ったこの曲ですが
このセルの演奏を取り上げてみようかと思っています
録音を重点的にです(^^ゞ

コメント、ありがとうございました
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