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モーツァルト ピアノソナタ第16番変ロ長調K570

モーツァルトのピアノソナタもこの曲になると、かってあった愉悦感溢れたものから静的で瞑想的でシンプルなものになってます。個人的にはこの後のK576とともにピアノソナタの一つの到達点のような作品と思っています。清澄な響きがなんとも心の奥まで届きます。
200番台のロココ風なもの、300番台のギャラントなもの。それぞれに素晴らしい作品が並んでいますがやっぱり最後の2曲が好きです。

p570.jpg

今回選んだゼルキンのピアノはこの曲にピッタリ。余計なものをそぎ落としたようなやや鋭さのある硬質でひんやりとした明晰なピアノ。例えば内田光子の音などとは随分と違う。ただ、それだからこそ、細かいパッセージにおける音がキラキラと光るような存在感をもって聞こえてくる。それは例えてみると冬の夜空に輝く星のよう。これは第1楽章や第3楽章などの速い楽句で顕著。リズム感も心地よくこの演奏の一番のいいところかもしれないです。また第2楽章のアダージョはK595のピアノ協奏曲の2楽章を思わせるように天国的に清らかで美しくゼルキン特有の瞑想の世界に没入、深い。そういえばゼルキンは禅にも興味を持っていたような話を聞いたことがある、思い違いかな?ともかくそんなことを思わせるようなアダーッジョ。
この曲ではアラウの演奏での温かくて豊かなモーツァルトも大好きですが、このゼルキンのもいい!極北のようなモーツァルト。


録音は1985年。本文でも触れた通り、ひんやりとしたガラスを思わせるような明晰なピアノが中央に定位。エコーが程よくというよりは直接音がクールに響く感じ。透明なゼルキンのピアノが静かに届く感じ。  94点


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NO TITLE

こんばんは。

実演も含めて、私はピーター・ゼルキンの演奏を聴いたことがありません。大変興味深く思います。買ってみてもいいな~。


私のは、ラローチャのものです。この人の音は、非常に美しいです。曲が純朴で優雅な音楽ですから、非常に合っているように思います。


私には、モーツァルトのソナタは、朝聴くにはちょうど良い音楽です。ごちそうさま。

NO TITLE

バルビさん、おはようございます

ゼルキンのCDはこれ1枚しか持っていないのですが存在感のあるモーツァルトで気に入っています。
ラローチャの全集は以前カートには入れたのですがクリックしませんでした。
やっぱり買っておけば良かったかな~

コメント、ありがとうございました
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