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モーツァルト 弦楽四重奏曲第18番イ長調K464

今日は「ハイドンセット」からK464の弦楽四重奏曲です。ハイドンセットはモーツァルトとしては異例、足かけ4年にわたって作曲されたそうです。ベートーヴェンはとりわけこのK464の四重奏曲を愛して、「作品18」の作曲に先立って研究のために筆写したフィナーレの手稿楽譜が遺されているようです。ソナタ形式による両端楽章が第1主題の圧倒的な支配で書かれているので、そうした点が構成主義者べートーヴェンに感銘を与えたという話しを読んだことがあります。ただモーツァルトというと五線譜を前にして手を動かしていけば作曲できてしまうイメージがありますが、モーツァルトとしては時間をかけた、推敲を重ねたせいか他の曲に比べると理屈っぽさ、重さのようなものを感じてしまいます。特にこのK464とK428の2曲にはそれを感じさせこの曲集のなかでも疎遠になっていた理由かと思っています。
そんな訳でこの四重奏曲は「ハイドンセット」の中でも手強い曲で長い間遠ざけていましたがジュリアード四重奏団の演奏を聴いた時にやっとこの2曲の良さがおぼろげながら分かったような気がしました。K387は好みではなくダメだったのですが演奏とは不思議なものです。

haydnset.jpg


聴けばきくほど、その良さがジワジワと分かってくるよう、もっと聴いてみないといけないかもしれませんが奥が深いという感じをさせる曲です。特に第3楽章の変奏曲は完全にベートーヴェンの、それも後期のそれを先取りしているように深遠で美しいものです。ジュリアードの演奏は丹念に音符をなぞり音の構築物を築き上げていくよう。楽しさとかウィーン的な愉悦感とは無縁の厳しいモーツァルト。しかしこの曲には楽しさだけでは表現しきれない何かがあるようなので、この演奏から得るところが沢山あったように思いました。
もう少し聴きこむ必要があり、それに応えてくれる曲であり演奏、そう思いましたので後日もう一度トライしたいと思っています。ちょっと消化不良ですいません。

録音は1977年。 音色が地味でレンジも広いとはいえないし音場感もいまいち。古いものならともかく録音時期からすると不満が出てしまいます。もっといい音だったらと思うことしきり、で以前取り上げた「狩り」よりも落ちるように聞こえました。 87点

ジュリアード弦楽四重奏団
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NO TITLE

こんにちは。

お彼岸の3連休。
仕事休みで、客人が来るほかは、何もないので、音楽三昧の休みにしました。時間があるのですから、普段あんまり聴かない曲もたっぷり聴けます。

18番の変奏曲、私も大好きですよ。天ぬきさん、うまいことをおっしゃいますね。
「ベートーヴェンの、それも後期のそれを先取りしているように深遠で美しい」……、なるほどそんな感じです。短調にかわるところなど、ぞくぞくとしてきます。

私の盤は、ズスケSQの全集から。
大変に柔らかく、美しい演奏。ジュリアードのものも、聴いてみたく思います。

そうでしたか!

モーツァルトのSQの中でも、苦手中の苦手としている曲です。
ジュリアードの演奏ですか、未聴でした!
バルビさんの書かれているズスケの演奏ともども、聴いてみたいと思います。

NO TITLE

バルビさん、こんにちは

連休を音楽三昧とはいいですね

この曲を好きだとはまだ言えるまで行っていないのですが
おぼろげながら姿が見えてきた思いです

ズスケのものは評判がいいですね
いつか購入したいと思っています

NO TITLE

さすらい人さん、こんにちは

さすらい人さんも苦手でしたか!
何故か安心いたしました(^^

ジュリアードの演奏は愛想のいいものではないので
暫く聴かずにいたものでした。
でも再聴するに相応しいものと思えました
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月に数回ですが更新しようと再開しました

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