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バレンボイムのモーツァルト、交響曲29番

前回はベームの29番を聴いたのですが、少し違ったものをと思って取り出したのがバレンボイム/イギリス室内管弦楽団のCDです。

ba29.jpg

これは1971年の録音。この頃のバレンボイムは新進気鋭の売り出し中のアーティストといった感じでEMIからベートーヴェンのピアノソナタ、協奏曲、モーツァルトのピアノ協奏曲、そして交響曲などを立て続けにリリースしていた時代で私も彼のLPは随分と買ったものでした。ただこの29番の交響曲はLPでは聴いておらずこのCDが最初となります。第1楽章から早めのテンポで颯爽と音楽が流れます。まるで春風を頬に受けながら、髪をなびかせながら気持ちよく走るような爽快さ。聴感上はベームの倍も速く感じるくらい。実際はベームが9分20秒くらいでバレンボイムは7分30秒くらい、しかし2分も違います!!ただ速いのはこの第1楽章だけで後の三つの楽章はベームと大差ありません。しかしこのバレンボイムのほうが何故か速く感じられます。じっくりと歌う第2楽章のアンダンテは後年のバレンボイムを予想させるもの。メヌエットを経て快活な終楽章も響きが爽やかで伸びやか。この曲に陽の部分に光りを当てた演奏で良くも悪くも若さを感じさせるモーツァルトでした。残念だったのは管楽器特にホルンが弱いこと、技術ではなくて音量的に弱いのでコクのようなものが不足、やや表面的に聞こえてしまうのはベームの演奏が頭に残っているからでしょうか?

録音は1971年。浅いU字型に配置された弦楽は広がりはまずまず。聴感上は綺麗ながら歪みっぽさがある高域が気になりますがモーツァルトらしい音。ただし個人的には本文にも書いた通りホルンが音量的に弱く、聞こえてくる位置も低いので存在感が薄いのが残念でした。 88点

ダニエル・バレンボイム指揮
イギリス室内管弦楽団
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レコードのモーツァルトで

お久しぶりです。いつもブログを読ませていただいていました。

吉田秀和さんが『レコードのモーツァルト』で誉めていたバレンボイムのモーツァルトですね。スリムで筋肉質なモーツァルト演奏の最初の頃ではなかったかと思います。

その本を学生時代に読み、まだLPしかなかった頃、後期の6曲をそれぞれ3曲ずつ2枚に収録した詰め込みのセラフィムシリーズの廉価盤を求めました。とてもお徳用を買えてうきうきしながら早速針を落としてみたのですが、詰め込み(片面30分以上)のために、LPのカッティングレベルが非常に低くて、音楽がまともに鳴らないようなLPで、とても失望したのを覚えています。初出LPは、きちんと2曲ずつ収録していたのを最近知りましたので、あらためて普通の音で聴けないかと思っておりましたが、こちらの記事をきっかけにCDで後期6曲だけでなくて29番から連番で聞けることが分かりました。ご紹介ありがとうございました。

第29番は、ケルテスとヴィーンフィルの1970年頃の録音をよく聴きますが、こちらのホルンは充実しているようです。特にモーツァルトの曲ははホルンの充実が相当重要ではないかと私もひそかに思っていたところです。




NO TITLE

おはようございます。

この演奏は懐かしいですね。私も、吉田氏の本を読んで、25年以上も前になりますか、このLPを買い求めました。3曲入って1800円の廉価盤でした。

望 岳人さんのものと、同じ物なのかな。やっぱりLPは、詰め込みすぎの廉価盤はいけませね。

私はバレンボイムは、指揮者としての演奏を、このLPの他、パリ管との幻想交響曲ぐらいしか、聴いてきませんでした。

ピアニストとしてのバレンボイムは、モーツァルトの協奏曲全集をはじめとして、独奏曲の他、歌曲の伴奏にしても、素晴らしい演奏を行っていて「凄いものだ」と感嘆していて、それなにり聴いてきたんですがね~。

勿体ないことです。これから少しバレンボイムを聴いてみましょうか。

NO TITLE

望 丘人さん、おはようございます

ごちらこそご無沙汰しています
が、ブログのほうは読ませていただいております

EMI時代のバレンボイムのLPはよく聴きました
モーツァルトの交響曲も買いましたが
当時は20番台までは聴いていませんでした

この29盤はホルンの果たす役割は大きいですよね
ご賛同いただいて嬉しいです(^^

詰め込みの廉価盤のLPは
音はもちろんジャケットも安物然としていて
安物買いのなんとやら、ですね

アップしたバレンボイムのCDはかなり安く買えるようです

コメント、ありがとうございました


NO TITLE

バルビさん、おはようございます

EMI時代のバレンボイムは沢山聴きましたが
レーベルが変わってからは殆ど聴いておりません
特にDGGのものは。。。
少し前にベートーヴェンの交響曲全集を購入しましたが
いまだ英雄を聴いただけです、勿体ないですね

コメント、ありがとうございました

今度買います

はじめまして、お邪魔致します。バレンボイムの29番は少年のころ、FMからカセットに録音して繰り返し聴きました。後にワルターやベームの新旧の録音に接しました。ベームの言う「世間のアレグロ・モデラートは速過ぎ」も分からないではありませんが、バレンボイムの演奏には異性を意識して恥じらうような“青さ”が感じられ、曲想にとても合うような記憶があります。CDを見つけられずにいたのですが、有るのが分かった以上、CDショップへ注文しに行きます。ご教示有難うございます。私も今は岳人様と同じくケルテスで聴いています。以上のような経緯から、老巨匠より若い演奏家が似合う曲だと感じています。ついでながら同じころ録音されたニューフィルハーモニア管弦楽団他によるブルックナーのテ・デウムはさっぱり世評に上がりませんが、すばらしい超名演だと思っています。

No title

なりそこねモーツァルティアンさん、コメントありがとうございます。

バレンボイムの演奏は若々しくて颯爽としていて聴いていて気持ちのよいモーツァルトと個人的には気にいっています。
これはHMVのマルチバイを利用するとかなり安く買えるようです。
バレンボイムのブルックナーは殆ど聴いておりません
すいません

折角コメントいただきましたが、弊ブログは休止の状態です。ご了承くださいませ
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