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モーツァルト交響曲第41番ハ長調K551「ジュピター」

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いつもコメントをいただいている木曽のあばら屋様のブログを拝見したところカザルスのモーツァルトの交響曲が取り上げられていました。これを見て私もアップすることにしました。木曽さんは後期6曲について触れておりますが怠け者の私は「ジュピター」だけで精一杯でございます。これを買ったのはU野氏が絶賛していた記事を読んだからだと思います。U氏に関しては賛否両論がありますが、私個人としては沢山いい音盤を紹介してもらいました(ハズレもそれなりにありましたが)
で、この「ジュピター」ですが大当たりの一枚でした。ゆっくりとしたテンポによる一音一音が明確で強い意志を感じさせる響きが立体的で構えが大きく、そして雄渾に築き上げていく第1楽章、カンタ-ビレが利いて一つ一つの音の情報量が多くて訴えてくる力に圧倒され、静かさと情熱が交差する2楽章。メヌエットというにはスケールが大きく、強靱で推進力が強く仰ぎ見るような巨大さを感じさせる第3楽章、音楽に没入して一心不乱に音を積み重ねていく巨大なフーガ、精神が高揚していくような終楽章。精神的ということをよく使われますが、極めて曖昧になりやすい表現がこの「ジュピター」を聴くとこういうのが精神的な音楽というんだろうなと納得させられてしまう希有の演奏と改めて感じました。モーツァルトの演奏というと爽やかさ、軽さ、透明感という言葉をイメージしてしまいますがカザルスのこの演奏はそういうものとは対極にある演奏でした。この演奏を目茶苦茶なピッチ、大雑把な響きとの批判している方もいました。確かに洗練とは言えない響きではありますがこの偉容を誇る音楽の前にはどうでもいいことでした。

録音は1967年、マールボロ音楽祭に於けるライブ。 演奏ところでも少しふれたように洗練という言葉とは無縁の演奏であり録音です。レンジも広くないし音場感もとても豊かとはいえませんし分解能も。。。まあ、細かいことを言うとそうなのですが聴いているうちにそんなことは忘れてしまう位に圧倒的な存在感を持った演奏です。 85点

パブロ・カザルス指揮
マールボロ音楽祭管弦楽団


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指揮者としてのカザルス

こんにちは。
カザルスの指揮するモーツァルト、素晴らしいと思います。
カザルスは独自の考え抜かれた解釈を持っていて、
そのへんのただ鳴らしてるだけのモーツァルトとは明らかに違いますね。
ジュピターはひたすら熱い、巨大な構築物のような演奏ですね。
ライヴなので尻上がりに調子があがってゆくのもスリリングです。

NO TITLE

木曽のあばら屋さん、おはようございます。

カザルスの音楽は一つ一つの音の訴えてくる力がすごく強く感じました
第2楽章が特にそう感じました。
長生きしてくれたおかげで稀有の名演がステレオ録音で聴けるのは
ありがたいことです

貴殿のおかげでこの名演を聴く機会を得ました
ありがとうございました

NO TITLE

こんにちは。

カザルスの所有は、シューベルトの三重奏曲、無伴奏チェロ組曲と、モーツァルトは38番・39番、勿論LPのみです。カザルスのジュピターはありませんが、大体演奏の想像はできますね。

私はモーツァルトでは、39番に恋しているんですが、カザルスの大きく歌う呼吸の深い音楽は、スウィトナーなどとはまた違った感銘を受けていました。手持ちのLPは古くなりましたが、時々取り出して聴いています。

当たり前ですけれど、彼のチェロ演奏の特質が、オーケストラ演奏にも如実に表れていますね。

素晴らしいモーツァルトです。

NO TITLE

バルビさん、こんにちは

おっしゃる通りカザルスの音楽は呼吸が深いですね
CDは後期の交響曲が収録されていますが
皆同様に内容がぎっしりと詰まったモーツァルトになっています
久しぶりに聴いて感動を新たにしました
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月に数回ですが更新しようと再開しました

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