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モーツァルト ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調K377

mozart sonata以前取り上げたツィンマーマンのヴァイオリンによるモーツァルトのヴァイオリンソナタ、実に好ましい演奏であり録音でした。このコンビによる全集が結構安価だったので購入しました。このセットは5枚組なのですが4枚はヴァイオリン・ソナタ、残りの1枚は共演者であるA・ロンクィッヒによるモーツァルトのピアノ小品集になっています。今日はそのなかからK377ヘ長調のソナタです。これはK379のソナタは異なり3楽章構成ですが2楽章がアンダンテの主題と変奏、3楽章も速い楽章ではなくてテンポ・ディ・メヌエットのゆったりした楽章で終わるちょっと変わった構成になっています。
第1楽章のアレグロ、沸き立つようで快活で、いかにもモーツァルトらしい音楽、同じヘ長調のピアノソナタK533のアレグロを思わせるうきうきするようなものです。第2楽章のアンダンテの主題と変奏、これはニ短調で後年のK421の二短調四重奏曲のさきがけとも言える実に憂いを含んだ美しい変奏曲、特に最終変奏曲であるシチリアーノは美しくこの楽章だけをリピートしたくなるくらいです。終楽章はテンポ・ディ・メヌエット。しっとりとした穏やかな音楽が綴られていきますが、終結部に向かってテンポが上がりそこで終わるかと思うと、一転テンポがガクッと落ちて(リタルダンド)ひっそりと静かに終わるという印象深いものになっています。この曲の聞き所は2楽章以下といえそうでK378の陰に隠れて目立たないようですが、しっとりとした佳曲です。
演奏はK379と同様に極めて真摯な音楽でピアノとのバランスも良くてこのコンビのレベルの高さをうかがい知ることができました。歌うべきところは歌い、時には明快なアクセントでメリハリをつけて抑揚のあるものになっています。特に2楽章以下が入念でいながら重くならずに極めて質の高いもので楽しく聴くことが出来ました。

録音は1989ー90年と記載されているだけで細かい表示はありません。音はK379に準ずるもので高水準。特にヴァイオリンの高音の決してきつくならない、はりのある透明な伸びのある音は気持ちのいいものでヴァイオリンらしい音でウットリしてしまいます。 94点

フランク・ペーター・ツィンマーマン(Vn)
アレクサンダー・ロンクィッヒ(Pf)
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