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ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第16番ヘ長調作品135

ABQ.jpgベートーヴェンの弦楽四重奏曲、最近もっぱら聴くのは13番、14番、そして16番。つまり作曲順からみると最後の3曲ということになります。14番は以前にバリリのものを取り上げていますので、今回は16番をABQの演奏で聴いてみました。改めて書き記すことではないのですが13番、14番と多楽章形式による自由な作風であった弦楽四重奏曲を最後となった16番で簡潔な4楽章構成のものに戻したのは何か考えがあったのかどうかは我々の知るところではありません。また終楽章に「やっとついた決心」という標題が付いていたり「そうでなければならないのか?」・・・・という問答のような言葉が付けてあったりと後世に謎を残した作品でもあります。

この曲はベートーヴェン最後になった弦楽四重奏曲、簡潔で無駄が無くて、透明感があって悟りのような澄んだ境地のようなものを感じさせて、吉田秀和氏の言葉を借りれば全楽章すばらしい、いいようもなくすばらしい、そんな音楽といしか言いようがありません。
演奏しているABQ。正直いってこのクァルッテットの演奏はそんなに好みのものではありません。モーツァルトのハイドンセットも世評は高いようですが自分にはしっくりこないし、ベートーヴェンの14番や初期の作品もイマイチだったように記憶しています。ただこの16番(併録された12番も)は素晴らしい演奏で同曲では一番にしたいくらいに気に入っています。曲に関して述べたことと重複しますが、この曲の持つ簡潔ですっきりとした楽想にピッタリと当てはまった感があり実に清々しくも清澄な音楽になっています。

録音は1981年。浅いU字形の如く各楽器が定位というか配列されているよう。広がりはスピーカーの間に展開。各楽器の定位がクッキリというものではなくて解け合いを優先した録音。実際の四重奏曲を聴いたことがないので断言できないのですが実演ではこのように響くんじゃないかというもの。音の鮮度もあり、なかなか響きの良い好録音なのですが高音、特にヴァイオリンが歪みっぽくなるのが玉に瑕か。  92点 

アルバン・ベルク弦楽四重奏団
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NO TITLE

おはようございます。

アルバン・ベルクSQのクワルテットは、初期・中期集を所有しています。例によってLPですが。後期は、ラサールのものです。

昔、世評の良いブダペストSQの全集を持っていたんですが、処分しました。ベートーヴェンのクワルテットを論ずるときは必ず名盤として登場する演奏だと思いますが、どうも私の耳には合いませんでした。繰り返して聴いて、好きになろうと試みたんですが、駄目でした。

録音のせいもあると思います。とにもかくにも、私の耳が悪いのだと思います。ですが、どの演奏も、何かぎすぎすして、潤いがないというか…。それでこそベートーヴェンと言われれば、そうかな~とも思うのですがね。

まあ、音楽鑑賞は、ほかならぬ自分自身の楽しみのためにあるのですから、世評を気にすることなんか全くないんでしたね。

NO TITLE

バルビさま、おはようございます。

ブダペストの全集は私も以前は馴染めなかったのですが
最近はいいなと思って聴き直しています。

私は素人ですから定見もなく好みが振り子のように
あっちに行ったり、こっちに行ったりです(^^ゞ

自然科学とは違って正解のない世界です
楽しめるものが一番ですね。

いつも、コメント頂き感謝です。
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月に数回ですが更新しようと再開しました

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