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モーツァルト 歌劇「ドン・ジョバンニ」 K527

どうも長い曲が苦手になりました。以前はあまり苦にならなかったのですが、根気がなくなったような気がします。歳ですかね~
今日は久しぶりに「ドン・ジョバンニ」を聴いてみました。ただし1幕だけです(^^ゞモーツァルトの中から一曲だけを選ぶならこれでしょう。長いしそれなりの心構えも必要なので頻繁に聴く訳にはいきません。若い時は聴けたんですけど。。。
手元にあるのは全部で5種類ですが一番多く聴いたのはクリップス盤。古い録音ですが、そんなに音も悪くなく、ある意味では聴きやすい音ということもあって一番バランスがとれているかもしれません。このCDではタイトロールをシエピが歌っています。昔から定評のあうシエピですが私のような素人にはその良さが分かりませんでした。でも他盤のを聴いてみるとシエピの良さがわかる。まあ、刷り込みという面もあるかもしれませんが、やっぱりシエピがいいな、そう思ってクリップス盤に戻ってしまうようです。
今日聴いたのはシエピなんですが指揮はフルトヴェングラー。1953年のザルツブルクでのライブ盤です。EMIから出ている演奏の1年前のものですね。この盤はHUNTというメカーの海賊版なんですがHMVで検索したらオルフェオから正規盤として発売されているようです。
豪華キャスティングというべきでしょうか?現在ではこんなキャストは望めないでしょう。やっぱりシエピは素晴らしいし、ベルガーのツェルリーナがそれ以上に魅力的。当時50歳くらいだったはずですがコケティッシュな声は何度聴いても素晴らしいものです。例の誘惑の場面のなんとも美しくもも官能的なことよ。ここだけでもこの演奏の価値は大ではないでしょうか?レポレロも他の女声陣も文句なしというところです。フルトヴェングラーの指揮は緊張感のに満ちたロマンティックなものなのですが、想像していたよりは遙かに柔軟でニュアンス豊かでもあり重くないものになっているのがいい塩梅です。フィナーレのオケと声の緊張感の持続と迫力、音楽的エネルギー、高揚感はさすがです。
音は半世紀以上前のライブにしては凄くいいに録れています。特に声が明瞭なのが嬉しい限り。またオケも混泥でなく聴きやすいものになっています。特筆?すべきは音場感。モノラルなので当然広がりはありません。しかし前後関係、つまり奥行き感はよくでているのには驚きました。手前にはオケ、その向こうの舞台では明瞭な声がはっきり聴けます。また足音などもリアルに録れていて余計その感を強くしました。ただし残念なことに「シャンパンの歌」あたりから俄に音質が劣化。歪みっぽい音になりSN比も落ちてこの頃の並のライブの音になっってしまうののです。録音機材の調子が悪くなったのでしょうか、それとも手持ちのCD固有なのでしょうか?オルフェオから発売されている正規盤ではどうなのか知りたいところです。
こんな風に多少の不都合はあるのですが私にとってはクリップス盤と共に愛聴盤となっています。

ドン・ジョヴァンニ:チェーザレ・シエピ
レポレッロ:オットー・エーデルマン
ドンナ・エルヴィラ:エリーザベト・シュワルツコップ
ドンナ・アンナ:エリーザベト・グリュンマー
ドン・オッターヴィオ:アントン・デルモータ
ツェルリーナ:エルナ・ベルガー
マゼット:ワルター・ベリー
騎士長:ラファエル・アリエ

ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー
1953年7月27日、フェルゼンライトシューレでのライヴ録音(モノラル)


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