スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

シューベルト ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調D929

梅雨に入りました。これから鬱陶しい日が続きますね。個人的にはこれからが一番苦手な季節です。
さて、だいぶ前になりますがNHKテレビで「三国志」を人形劇で放送していました。あの番組はとっても面白くて毎週楽しみにして視ていました。三国志には魅力的な沢山の英雄が登場しますが、やっぱり孔明に一番惹かれました。使われた人形の素晴らしさは勿論ですが声優陣も素敵でした。特に森本レオの声が孔明にピッタリ、これ以外にはいないと思わせるくらいのはまり役でした。
余談ですが人形劇本編の合間に、ストーリーテラーとして漫才師の紳助・竜介が出演していました。
さて、その森本レオですがオーディオファンでもあり、クラッシック音楽のファンでもあるそうです。三国志の放映が終わって数年後だったか、FM東京の番組に出演してオーディオやクラッシック音楽のことを話して自分の好きな音楽を紹介していました。
その番組で流されたのがシューベルトのピアノ三重奏曲第2番の第2楽章でした。この楽章は何かの映画でも使われたようですがその題名は忘れました。この曲を聴いたのはその時が始めてでしたが月並みな言葉ですが心の奥に何かを訴えてくるような音楽にいっぺんで惹かれてしまいました。
この頃はもうLPからCDに切り替えていたので石丸で買ってきたののがこのCDでした。
当時は今と違ってあれこれと選択の余地はなくてこの曲のCDはこれしかなかったと記憶しています。ハルモニア・ムンディ盤、故長岡鉄男氏お気に入りの録音が良いとの定評のあったレーベルでこれ一曲で価格は3600円しました。

trio_20100614161932.jpg

シューベルトらしい美しくて叙叙的なメロディ、第1番に聴かれる明るさ、屈託の無さに比べるとこの2番は孤独、寂寞感が強く、その典型が森本レオが選んだ第2楽章で聴けます。
このピアノの音、足音のようにも聞こえます。この足音は寂寥とした野原を歩く自分の足音なのか、迫ってくる死の不安の足音なのか?ともかくこの音楽はシューベルトの書いた怖い音楽の一つに間違いないでしょう。第2楽章だけでなく他の三つの楽章もシューベルトらしい逸品です。特に終楽章が好きです。途中から第2楽章のメロディが再現され人生の光と影が明滅するようにピアノが細かく美しい音を奏でる、そしてチェロがからんでくる。シューベルトの冗長さなど微塵も考えられない美しくて儚くて・・・最高の音楽の一つです
シューベルトには第1番変ロ長調の曲もあります。これも素晴らしい曲でどちらとも言えないのですが、今はもっぱらこちらの2番ばかりを聴いています。

録音は1980年頃。仏ハルモニアムンディらしく自然さと力強さを兼ね備えた好録音。左にヴァイオリン、中央奥にピアノ、チェロが右というオーソドッックスな配置ながら後から取ってつけたような不自然さがなく各楽器の定位が鮮明。しかし溶け合いもよくてホールエコーも美しいというもの。ただCD初期のものによくあったレンジの狭さや硬さを感じさせるのがマイナス点か。 93点

レ・ミュジシャン

さて、今日でこちらのブログを始めて1年になりました。ご存じかと思いますが私はYahooにもワンちゃんを主としたブログを持っています。あちらは簡単なものなのですが、最近は両方をやっていくのが、ちょっとばかりしんどくなりました。
能力もないのに二つというのが無理になってきたのです。
そういう訳でどちらかをを閉じようと思ったのですが、決断がつきません。
結局は両方を続ける。ただしこちらのFC2のほうの更新は週に一回から二回程度に減らそうということにしました。クラオタではないのでそれ位が丁度いいかと思いました。基本的には火曜と土曜に更新させていただきたい思っていますが不定期になるかもしれません(^^ゞ
まあ、そんな気紛れ者のブログですが今後ともお付き合い頂けたら幸いです。
スポンサーサイト

シューベルト交響曲第9番ハ長調D944

オーケストラというとウィーン・フィルハーモニーとベルリン・フィルハーモニーの二つがまず頭に浮かびます。他にもドレスデンとかコンセルトヘボゥとかがありますが、まずこの二つを挙げることにそう異論は無いと思います。
で、どちらが好きかと聞かれたら迷うことなくウィーン・フィルです。
そのウィーン・フィルでも注釈がついてDGGのウィーン・フィルではなくてDECCAでのウィーン・フィルということになります。これ、勿論生ではなくてCD等で聴いた場合に限っての話しをしております。私、ウィーン国立歌劇場管弦楽団の演奏は聴いたことがありますが、ウィーン・フィルの生は体験していません。蛇足ですがベルリン・フィルはカラヤンの指揮で聴いております。え~、ですからウィーン・フィルの音といってもイメージの世界です。そのイメージの世界に合うのがDECCAでのウィーン・フィルの音であってDGGの音ではないのです。だいぶ昔のことになりますがベームがウィーン・フィルとベートーヴェンの交響曲を録音したと聞いて大喜びしたのですが、その音を聞いてちょっとがっかりした時のことはよく覚えています。DECCAとは違った華やぎの無いともいえるような音に。。。今聴いてみると別の良さは無論あるのですが、やっぱりDECCAの音のほうが好きです。

前置きが長くなりました。シューベルトの交響曲第9番「グレート」、古い人間なので旧番号です。この曲を最近はすっかり聴かなくなりました。前半の二つの楽章は好きですが後半になると冗長さが目立ってきて吉田秀和氏の言葉を借りると「へこたれます」。全曲通して聴く根気もなくなりました。ただDECCAの音でウィーン・フィルによる「グレート」を聴いてみようかと思い取り出しました。手元にあるのはショルティ指揮にものでCD初期のもので4000円くらいしたはずです。


solti9.jpg

ショルティというとオケを締め上げて一糸乱れぬ演奏を繰り広げ、そして圧倒的な迫力で圧倒する、そんな姿を想像してしまいますが、このシューベルトもやはりそうでした。第1楽章の始め、実にゆっくりとしたテンポで始まるので、おっと思うのもつかの間?主部に入るとショルティ節全開、我慢していたものを発散するが如し??しかしシューベルトのロマンを感じさせてくれるのはオケがウィーンフィルだということが大きい、いやウィーン・フィルだからこそなのかもしれません。 ショルティらしく ガッチリとしていて曖昧さもない、ある意味強引な音楽作りなのだけれどオケのせいか比較的圭角の取れた音楽になっているのが面白いところです。2楽章などの木管と弦のかけあう美しさは聴きものといえるでしょう。といってもふくよかさなどとは別の世界であることも確かですが。正直いって3楽章以降は元々音楽が力強いところにショルティの豪腕、ちょっとシンドイかなと思っていたのですがこれが不思議とその生命力あふれる音楽とパワフルながら美しいオケの音色に圧倒される思いで聴きいってしまいました。ショルティとウィーン・フィルによるグレートなシューベルトを聴いてお腹一杯、当分はこの曲を聴かなくて済みそうです(^^ゞ

録音は1981年、ソフェインザール。広がり、奥行き感も十分でホール一杯にウィーン・フィルの美音が鳴り響く感じ。ホートーンも豊か。ただ分解能がイマイチなのと弦楽にやや硬さがあるのはデジタル初期の録音のせいか、ショルティの音なのか?そこがクリアーできていたら優秀録音でした。無論いい音なのですが。 93点

ゲオルグ・ショルティ指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団




シューベルト:ヴァイオリンとピアノの為の幻想曲 D934

シューベルトというとまずは歌曲なんでしょうけど、私は苦手で殆ど聴きません。一応有名な三大歌曲集は聴きましたが進んで聴こうと思うことはありません。たまにはオーディオチェックにブレンデルといれたディースカウ盤を取り出すくらいです。これはオーディオ評論家の石田善之氏が使用していたのを真似て購入しました。石田氏は「オーディオチェックを忘れて全曲聴いてしまう」と書かれていましたが私は全くそういうことがありません(^^ゞ 交響曲も「未完成」の他はあまり興味ないし、ピアノソナタも数曲ですが結構聴いていた時期もありましたが最近は途中で必ず睡魔に襲われるので満足に聴いておりません。結局はシューベルトというと室内楽、もっというと弦楽五重奏曲、ロザムンデ四重奏曲、二つのピアノ三重奏曲、そして今日とりあげた「ピアノとヴァイオリンの為の幻想曲」あたりを飽きもせずに聴いていることになります。
以前はブッシュとゼルキンによる古い録音のものを聴いていたのですが最近はこのシュナイダーハンとクリーンの演奏を気に入って聴いています。何といってもステレオ録音ですから(^^

rondo.jpg



シュナイダーハンの端正なヴァイオリンも素敵なのですがクリーンのピアノが実にいいのです。特に最初のところ、右中間のやや奥から良い意味で霞がかったような音でポロポロ、ポロ~ンというところがなんとも風情があって一瞬にしてシューベルトの世界に引き込まれてしまうようで心が和んでしまいます。そしてシュナイダーハンの端正なヴァイオリンがスッと入ってくる。。。こんなに普通の音楽なのにシューベルトって凄い、というよりもいいな~、そう思ってしまう一瞬です。
全篇流麗なピアノとシューベルトの美しい旋律のヴァイオリンが対話していく無類の音楽。こんな音楽にはこのコンビは最適といいたいくらいい美しい演奏です。難しいことは言わないで楽しみたい、そういう曲であり演奏でした。

録音は1965年。 本文にも書いた通り二台の楽器の位置関係が明瞭であり音像の大きさも適切で聴きやすい。ヴァイオリンがややキツ目に響くところがありますがうちのオーディオのせいかも知れません。 90点



年度末にあたり、暇人の私でも少しばかりたまった仕事があります
更新は少し休んで4月2日から再開する予定です

シューベルト 「アルページョーネ・ソナタ」イ短調 D821

paso.jpg
約6年間使ってきたパソコン(XP)が故障してしまったので買い替えました。今度はlenovoのノートにしました。私は沢山のソフトは必要ないので国産大手のものには全く食指が動きませんでした。白の小さなのはこの夏に購入したネットブック、これはNECです(^^ゞ 長年XPの親しんできたのでWindows7はどうも使いずらいです。慣れの問題かもしれませんが余計なお世話が多すぎるような?しかし一番困ったのは一太郎、正確に言えばATOKが正常に動かないことです。これにはまいりました。仕方なくIMEを使っているのですが変換能力が大きく落ちるし、なんでこんな候補が出てくるのかと思うことが多々あります。そのうち適応モジュールを配布するかもしれませんが困ったものです。

arpe.jpg


さて今日はアルページョーネ・ソナタ。この曲を聴いたのは大学に入った頃で、昭和の42年だったか?丁度アチェックを始めた頃でこの曲はロストポーヴィッチの演奏をオープンテープに録音して随分と聴いたものでした。そのせいかすっっかりロストロの演奏が刷り込みになってしまって、その後出た演奏には満足しなくなってしまいました。例えばマイスキーのものもロストロに比べたら格が違うというか、こじんまりとしていて物足りなく感じてしまいました。こんなこと書くとマイスキーファンには怒られてしまいそうですけど。。。でもこのロストロ盤はLPもCDも買わなかったです。もうテープで何回も聴いてしまってお腹いっぱい、もういいや、そんな気になってしまったようです。
今日取り上げたのはビルスマの演奏。実はこれはカップリングされている「鱒五重奏曲」のほうを目当てに買ったので、こちらのほうはろくすっぽ聴いていなかったのです(^^ゞ ロストロの演奏が悠々と流れる大河のような演奏ならこちらは渓流?身のこなしが軽くて生きのよい演奏。決してテンポが速いわけではないのですがフレージングがキッチリとしているのでそう感じるのでしょうか?ただ予想していたよりも細かいニュアンスをつけてよく歌う演奏。ピリオド系の演奏というとダイナミックなメリハリをつけたドライな演奏という予断があったのですが違っていました。ピアノフォルテの伴奏はインマぜール。こちらは同じシューベルトの交響曲とは違って大人しくて思わず解説書を見て確認したほどでした。全体的にはやや小振りなものの、まあロストロのものと比べたら皆そうなっちゃうかもしれませんが、さわやかでいい意味での軽さがあって後味爽やかななシューベルトで今まで聴いていなかったのが悔やまれました。

録音は1997年、ベルリンでの録音。非常に響きのよいロケーションのようで、透明感ある音場で気持ちよい伸び伸びと響く美しいチェロの音が聴けます。中央にチェロ、ピアノはその後ろという定位も自然なもの。このシリーズは優秀録音が多いのですが、これもその中の一枚です。94点

アンナー・ビルスマ(チェロ)
ジョス・ファン・インマゼール(フォルテピアノ)

シューベルト 「四つの即興曲」 作品142

クラウス
今日はシューベルトの「即興曲」にしました。シューベルトというと歌曲でしょうけれども、私はその方面はどうも苦手で殆ど聴きません。聴くのは室内楽や器楽曲といったものが多くなってしまいます。それらにしても沢山の曲を聴いているわけではないのですが好きな音楽です。少ないレパートリーのなかで以前はピアノソナタなどを結構聴いていたのですが、最近はその長さを持てあますことが多くなってしまい疎遠になっています。。それで聴くのは短いもの、即興曲等というわけです。今日はその「即興曲」を聴きました。作品90ではなくて作品142のほうです。シューベルトの「即興曲」というと以前は作品90のほうばかりを聴いていましたが、歳を重ねてからは作品142のほうを聴くことが多くなってきました。特に2曲目の変イ長調の曲が大好きで時にはこの曲だけリピートにして聴くこともあるくらいです。

全4曲、これを一つのソナタとしてみることも出来る、そんなコメントをどなたかのブログで読んだ覚えがありますが、なるほどな~と思ったものでした。第1曲であるヘ短調は他の曲に比べて人気がないようですが、これも実にシューベルトらしいいい曲だと思います。全体に作品90よりは華やかさや優美さなどには欠けますが、しみじみとした、そう滋味豊かな音楽で何度聴いても飽きないのはこちらのほうかもしれません。
今日聴いたクラウスの演奏は例によって表情を大きくつけた演奏ですが、モーツァルトの時より気にならないのはシューベルトとモーツァルトとの音楽の質の違いからくるのでしょうか?そういうことが素人の私に分かるはずはありませんが、とにかく表情が豊かな演奏なのですが、ひっかるところがない、むしろシューベルトの音楽に合ったロマンティックで楽しめる美しい演奏だと思います。


音質は1967年。レンジが格別に広いわけでもないいしスケールの大きなものでもありませんが非常に聞きやすいピアノ。スピーカーの中央に程よい大きさでピアノが定位。低域がガァーンとかジーンとかスケール豊かな響きはありませんが、そこそこのスケール感はあるし、全域で滑らかというか艶やかな音でシューベルトの美しいピアノ音楽に浸れる録音かと思います。90点

 4つの即興曲 作品142 D.935 第1番 ヘ短調
4つの即興曲 作品142 D.935 第2番 変イ長調
4つの即興曲 作品142 D.935 第3番 変ロ長調
4つの即興曲 作品142 D.935 第4番 ヘ短調

リリ・クラウス(ピアノ)
プロフィール

pigumoncocco

Author:pigumoncocco
月に数回ですが更新しようと再開しました

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
リンク
カテゴリ
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
月別アーカイブ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。