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シューマン歌曲集「女の愛と生涯」作品42

今日もシューマンです。おまけに苦手な歌曲です。シューマン、そして歌曲嫌いを自認しているのですが、たまには意表をついてみました。この曲は宇野氏の著作を読んで購入しました。もう20年以上も前なので音楽に対する意欲が今よりもずっとあった頃だったからだと思います。まあ、シューマンの有名な歌曲集くらいは聴いておかねばと思った訳です。
この「女の愛と生涯」という曲集はメロディも美しくて分かりやすくてシューマンの他の曲に比べると晦渋さが少ない。「詩人の恋」といいやっぱりシューマンの本領は歌にあるのでしょうか?
取り上げたのは白井光子とハルトムート・ヘルによるCDです。

onna.jpg

このCD、他に同曲の音盤を持っていないので言うのもなんなんですが非常にいい演奏なのではないかと思います。歌が素直というか変に表情をつけない、無表情という意味ではありません。これは個人的嗜好なのですが最近は演奏者が前に出る演奏よりも曲の良さを教えてくれるような演奏が好みなのです。この白井光子の歌もそういう種のものと思いました。伸び伸びとした無理を感じさせない発声からシューマンのロマンティックなメロディーが浮かび上がってきて聴いていて気持ちがいい、思わず一緒に声を出したくなるくらいです(^^ゞ
さて、このCDの美点は録音の良さにもあります。
1982年、秦野市公民館での録音。このCDには録音データが詳細に記載されていますが省略します。マイクはノイマン、ショップス、ミキシングコンソールがスチューダー等・・・
透明な音場感、中央のソプラノが大口にならずに定位。その後ろにピアノ。
音場が透明、しかし演奏しているスペースを感じさせる雰囲気があるので俗な言い方をすると、そこで歌っている感じがリアル。冷たさのない親近感のある好録音でした。 94点
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シューマン交響曲第4番ニ短調作品120

GWがやっと終わりました。賛同する方はいないと思いますが連休は嫌いです。何故嫌いかを述べる場所ではないのでここで止めておきましょう。とにかく無理矢理連休が多すぎます。やっと平常の生活に戻れます
さて今日はシューマンの交響曲です。少し前にヴァイオリン協奏曲を取り上げた時に書いたのですがシューマンは苦手です。あまり聴きたいと思うことがない作曲家です。持てあましてしまいます。交響曲も聴くのは4番か3番、たまに1番、精神状態がよほどいい時には2番も、そんな程度です。シューマン好きの方には顰蹙を買いそうですが好みなので仕方ありません。
今日取り上げた4番は最初に聴いたシューマンの交響曲、海外のライブ番組をエアチェックしたものでした。誰の演奏だったか?ムーティ/ウィーン・フィルだったかな?とにかく一回聴いて好きになったので何度もそのテープを聴いていました。その後LPではサワリッシュのものを買いました。これは録音も結構よくて愛聴盤になりましたが、CD導入とともに処分してしまいました。ちょうどこの曲に余り愛着がなくなった時期と重なったようです。(後日このサワリッシュ盤はCDで買い直しました)
そいう訳でこの曲とは暫く縁がなかったのですが今から20年近く前に購入したのがクナーパーツブッシュ盤でした。

kuna4.jpg


これは3枚組でお目当てはブルックナーの8番とベートーヴェンの「英雄」、シューマンはおまけ?まあ、ベートーヴェンとブルックナーだけを聴いたのですが、ある日、何気なく聴いてみたらこれが良かったのです。どう良かったかというとまず音が良かった。ベートーヴェンはなかなかいい音だったのですがブルックナーの音は酷かった。それでシューマンは期待しなかったのですがいい音でした。いい音といっても1962年の録音なのにモノラル、それにライブの海賊盤。普通の意味でのいい音ではありません、が実にウィーン・フィルらしい美音なのです。多分にハイ上がりかと思うのですがそこがまた自分のイメージするウィーン・フィルらしい音になっているのです。小股の切れ上がったお洒落な音、優美な音、しかしながらロマンを一杯に含んだ濃厚な響き。そんな音でシューマンのロマンを色どる、かきたてる感じ。フルトヴエングラーとベルリン・フィルの演奏も何回か聴いていますがあちらは少し暗い、そして重い、陰鬱。そこのところが余り好きになれないのですがウィーン・フィルのこの演奏ではその美音で救われます。またクナーパーツブッシュの指揮だからアンサンブルが多少不揃いなことなど気にしない、もっと大事なものがあるさと言わんばかりだし、ここぞという時のスケールも大きい。ウィーン・フィルの香しい美音がシューマンの重苦しさから解放してくれて、クナーパツブッシュの大きさが晦渋さを吹き飛ばしてくれる?まあそんな風に聴けるのです。うまい表現ではありませんがそんな訳でこのシューマンの4番を聴く時はこの演奏で聴くことが多いです。一般的には歪みもあって耳に障るところもありますが往時のウィーン・フィルらしい音で聴ける、今では聴けなくなったタイプのシューマンかと思いました。

ハンス・クナーパーツブッシュ指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

最初のところです


シューマン ヴァイオリン協奏曲ニ短調

ブログは始めて10ケ月近くになりますが、まだ取り上げていない大物作曲家のものが沢山あります。マーラー、嫌いでもないけど好きでもない、とにかく長くて・・・シューマン、これも難物。作りは上等でも座り心地の悪い椅子みたいで何か落ち着かない、おさまりが悪いようで敬遠したくなるです。
そんな訳で遠ざけてきたのですが今日は思い切ってシューマン??
シューマンの協奏曲というとまずはピアノ協奏曲、お次はチェロ協奏曲ときて。。。ヴァイオリン協奏曲はちょっと影が薄い感じです。
以前、誰の演奏かは忘れましたがこのヴァイオリン協奏曲をFM放送で聴いてチェロ協奏曲よりは好みかなと思いました。シューマンの曲というのはどこか陰鬱な雰囲気があるのですが、チェロ協奏曲の場合はそこにまた重苦しいチェロの音が重なってやりきれなくなります。よほど精神状態の良い時でないと聴く気にはなれません。ところがヴァイオリンの場合はその音色のお陰か、聴きやすい訳です。
曲はブラームスのように重厚であり独奏楽器に扱いもオーケストラと一体化されたところもブラームスに似ている?華やかさには乏しく、繰り返しが多いうえ吹っ切れないようなもどかしさがあります。でも繰り返しになりますがヴァイオリンの音色がそこを助けてくれます。


shuman.jpg


ブログの為、何回か聴いていますが言葉にするのが難しいです。シューマンのいいところ、ロマンが膨らんでいくようなところと、ちょっと勘弁してほしいところ、膨らんだロマンの収拾がつかなくなるところ、この二つが混在しているようで、ある意味ではシューマンらしい音楽でしょうか。この曲は長い間ヨアヒムのおかげで世に出られなかったそうですが、もっと聴かれてもいい曲かなとは思いました。
演奏はシェリングのヴァイオリン、ドラティ指揮のロンドン交響楽団です。
曲自体の馴染みが薄いし、他の演奏を聴いていないので評価は難しいのですがシェリングらしい端正で作品に奉仕した真摯な演奏かと思えました。バックも充実感ある立派なものでした。
録音は1964年。広がり、奥行きは水準。音は若干硬めながら力感あふれた充実していて音楽的な聴きやすいもの。中央にヴァイオリンがクッキリと程よい大きさで定位して気持ちがいい。オケに分解能と柔らかさがあれば優秀録音。 90点

ヘンリック・シェリング(ヴァイオリン)
アンタル・ドラティ指揮
ロンドン交響楽団




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月に数回ですが更新しようと再開しました

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