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タルティーニ ヴァイオリン・ソナタト短調「悪魔のトリル」



いつもお世話になっているyokochanさんのブログに懐かしいアルヒーブレーベルのサンプラーが取り上げられていました。確か同じようなLPがあったような気がしたのでラックを探してみたらありました。


ar.jpg



内容もほぼ同じ、シュッツの「天地は滅びるであろう」だけがyokochanさんには記載されていませんが書き漏らしたのかもしれません。
yokochanさんもおっしゃる通りこの時代の演奏はおおらかなもので佳き時代の感を新たにしました。
今日はこのLPに収録されているヘンデルのソナタを演奏しているメルクスのヴァイオリンで「悪魔のトリル」を聴きました。


barovn.jpg



悪魔のトリル、最初に聴いた時に題名からしてもっと濃厚な音楽かと思っていたのですが、聴いてみたら古典的な佇まいを持った美しい曲なので意外に思ったことがありありました。聴いたのは結構遅くて20代になってからだと思います。当時は当然LP、メルクスがバロックヴァイオリンを演奏したものでした。前記の印象はこの演奏だったからという可能性は随分あると思います。後にピアノ伴奏によるものも何点か聴いてきましたが、この言い意味での落ちついたこの演奏に勝るものを聴いていません。勿論これよりもヴァイオリンの名人芸を楽しませてくれる演奏はあると思いますが。。。(例えば、パールマンの演奏)。このメルクスによる演奏はバリバリ弾きまくるタイプのものではありません。むしろそのバロックヴァイオリンのしっとりとした音色をいかした誠実で優しいものです。ですから名人芸を期待する向きにはには物足りないかもしれません。でも一度この魅力に取り憑かれるともう現代ヴァイオリンによる演奏はなんか騒がしくて受け付けなくなってしまうから不思議です。このLPが発売された時に故服部幸三氏が推薦盤としていましたが、その後の評価は音楽史的な価値は認めても演奏としては技巧が弱いということであまり高い評価にはならなかったように記憶しています。しかし、ロバ並みの私の耳にはこれが最高の演奏ではないかと思えます。落ち着いた通奏低音をバックに静かに上品にタルティーニの美しい旋律を歌っていく。世間の喧騒から離れソファに身を委ねてこの典雅な音色を楽しむことが出来る、小さな幸せです。なおヴィターリの「シャコンヌ」、コレルリの「ラ・フォリア」等も収録されていますが同様に美しいく清らかなもので愛聴盤の一枚です。

なおLPとCDでは収録曲が違っています
LPは
タルティーニの「悪魔のトリル」 「ボーイングの技法」から主題と30の変奏
ヴィターリの「シャコンヌ」 ナルディーニのソナタニ長調
CDは
悪魔のトリルとシャコンヌは共通で
他にコレルリの「ラ・フィリア」そしてソナタ第2番変ロ長調とソナタ第9番イ長調が収録されています


エドゥアルト・メルクス(ヴァイオリン)
通奏低音
ライオネル・サルター(チェンバロ、オルガン)
カール・シャイト(リュート、テオルボ)
ヴァルター・シュルツ(チェロ)
アルフレート・プラニヤフスキー(コントラバス)

中央やや左にヴァイオリン、後方に通奏低音、右側にチェンバロという定位
控えめなチェンバロの音色が美しく高さもよく出た録音
音場にもう一つの透明感があれば。。。  92点


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月に数回ですが更新しようと再開しました

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