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ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番嬰ヘ短調 op.14

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ヴィエニャフスキー。その驚異的な技巧と情熱による華麗な演奏が知られ、その作品もまたスラヴ的情緒と名人芸的要素による楽しい曲があります。1935年には彼の生誕100年を記念して、現在でもヴァイオリニストの登竜門として知られるヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクールが創設されたそうです。
今日はヴァイオリン協奏曲の第1番を聴いてみました。
一般的には2番のほうが有名ですが1番のほうも良い曲だと思います。確かに2番に比べるとまとまりに欠けるところがあるようですが、技巧的なパッセージが並べられていて面白い曲だと思います。ロマンティックというよりエモーショナルといいたい曲調で、随所に聴き応えのある華やかなパッセージが盛り込まれていてヴァイオリンの名人芸を発揮するには好適、そんなアクロバチックな曲で好きです。この難曲をシャハムは完璧な技巧と蠱惑的ともいえる音色でこの曲を歌いあげていくのが何とも快感。繊細でありながら強靱さもあり重奏音の連続も見事に弾きまくるシャハムはこの曲にはピッタリの感あり、です。聴いて心の奥深く訴えかけてくるような曲ではなく、理屈抜きにヴァイオリンの名技に素直に酔って聴くのがいい、そんな曲でしょうか。

録音は1990年 ロンドン。 奥行き感、広がりは十分。スケール豊かなオケをバックに中央やや左にヴァイオリンが定位というコンサート的な音場設定。ホールエコーはたっぷり。力強くて妖艶ともいえるシャハムのヴァイオリンが見事にとらえられていてヴィエニャフスキーの世界に浸れる一枚です。
なおこのCDはオーディオ・チェックにも使っています。95点

ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番嬰ヘ短調 op.14


 ギル・シャハム(ヴァイオリン)
 ロンドン交響楽団
 ローレンス・フォスター(指揮)
 
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