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R・シュトラウス 交響詩「ティルオイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」

今日はR・シュトラウスです。シュトラウスは嫌いではありませんがあまり聴きません。なんか苦手なのです。なんとも言えない美点もあるのですが饒舌というのか押し付けがましいというのか、最後まで付き合うには聴く前から心構えを要します。これってマーラーにも同じようなことを感じてしまうところです。それに両者とももっと短ければいいのに、いつもそう思ってしまします。その点この「ティル・オイレンシュピーゲル・・・」名前は長いですが曲自体は15分くらいで実に良い短さです(^^ゞ
この曲については吉田秀和氏が「名曲300選」かなにかで選んでいたようなのも影響してかシュトラウスでは一番聴いた回数が多いかもしれません。
今日はコンビチュニー指揮するウィーン交響楽団の演奏です。

til.jpg

実はこれは10数年前に購入したのですが一度聴いただけでそのままラックに眠り続けていたものです。理由は録音が良くなかったから。。。
今の家は昨年の3月に完成したので当然ほとんどの音盤はこの部屋では初めて聴くことになります。印象があまり変わらないもの、全く違って聞こえてきたもの、色々ですがこのシュトラウスは余りの違いにビックリした一枚です。
こんなに良い録音だったのかと!!といっても鮮明なオーディオ的なものとは違います。1959年の録音。ライナーにもそれ以外のことは記載されていないのでロケーション等はわかりません。古い録音なのでレンジは広くないし鮮度もイマイチです。以前はその段階で失格だったのです。しかし今日改めて聴いてみると奥行き感を含めて音場感は広いし定位も合格。昔のデッキは真空管だったんだ、そんなこと思わせてくれる温かみのある豊かな響き。なにより凄いのがたっぷりとしたホール・エコー。そんな中から渋い古色蒼然という言葉がピッタリのピラミッドサウンドが悠々と響いてくる。昨今の隙のない分析的なものとは全く違うシュトラウス、騒がしさとも無縁なシュトラウス。古いといえば古いタイプの演奏かもしれませんが、こんな風に演奏されるならシュトラウスもいいな、そんなことを思いながら「ティル・・・」だけのつもりだったのですが全4曲、といっても50分足らずを聴き終えました。これは自分にとっては珍しいことなのです(^^ コンビチュニーのものをもっと聴いてみたくなりました。
録音は前述の通り古いもので85点のレベルなのですが独特の音場感と雰囲気に5点のオマケ、90点としておきます。

「ティルオイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」
サロメより「七つのヴェールの踊り」
「ドン・ファン」
「薔薇に騎士」より ワルツ第2番

フランツ・コンビチュニー指揮
ウィーン交響楽団

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R・シュトラウス 「薔薇の騎士」組曲

pre.jpg一昨日の夜半から昨日にかけて久しぶりに大きな台風にみまわれました。私は千葉県に住んでいますが夜中には風雨の音が凄くて眠れませんでしたが、幸いに被害はありませんでした。ニュース等によると各地で多くの被害があったようです。被害にあった方には災害見舞い申しあげます。




さて、今日はR・シュトラウスの「薔薇の騎士」組曲です。R・シュトラウスはどちらかというと苦手。嫌いじゃないのですが持てあますことがあるのです、特に交響詩は。極端にいうと「ドンキホーテ」「四つの最後の歌」そして「薔薇の騎士」がれば事足りてしまうくらいなのです。「薔薇の騎士」は長いけれども好きなオペラで、これは視覚的にも楽しいのでカラヤンやクライバーのビデオ(バイエルンのほう)で楽しむことも多くなります。しかし映像があっても長いことには変わりなく、短い時間でこの曲のエッセンスみたいなものを楽しみたいときには管弦楽版の組曲の出番となります。今回取り上げたプレヴインの他にはメータ、ドラティ、古いところではコンヴィチュニー、そしてエアチェックではマゼール/バイエルン放響などの演奏がありますが一番聴くのはこのプレヴィン盤です。
冒頭のホルンの音と弦の合奏が始まるともうシュトラウスの甘美な世界に連れていかれるような思いです。美しいものへの憧れのようなヴァイオリンやしっとりとしたチェロの斉奏、美音がハラハラと落ちてくるようなたまらない美しさ、音のご馳走、陶酔への世界へと引き込まれてしまいます。ただそこに溺れてしまわないところがプレヴィンの知性というところでしょうか。。プレヴィンはこの場合はオペラではないので歌手に合わせる制約がないせいか、伸び伸びとこの名旋律を歌わせていくところが凄くプラスに働いているように思えます。しかし、このコンビは相性がいいですね。ウィーン・フィルってうるさ型よりも協調型の指揮者、知らないけど多分プレヴィンは後者、との方が相性がいいようでプレヴィンなんかウマが合うのかもしれません。以前取り上げたハイドンの交響曲もとっても良かったし。このコンビでもっと録音して欲しいものです、例えばモーツァルトの交響曲やディベルティメント、そしてハイドンの交響曲など・・・
さて、この曲は最後にワルツに戻って盛り上げてから終わりますが、これはオペラのように簡潔で洒落たエンディングのほうがいいのではといつも思ってしまします。終幕の世にも希な美しい旋律の余韻を残して終わって欲しいのです。上手い例えではありませんが、上野の文化会館でいい音楽を聴いて会場の外に出たら上野の雑踏、そんな気分に近いのですが。。。

録音は1992年 ソフェインザール。 豊かなホールトーンとともにウィーン・フィルのしなやかな音が収録されています。全体に広がり、奥ゆき感もあり、レンジも不足なし。ただ一部歪み感があるのと低音の抜けというか分解能に不足するところが惜しいところです 94点

アンドレ・プレヴィン指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
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Author:pigumoncocco
月に数回ですが更新しようと再開しました

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