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ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61

たまにはエアチェックのことを。エアチェックも夢中になると、そのうち録ることが目的になってしまい聴かないテープが増えていくことになってしまうのですが、これはまだ録ったものを大事に聴いていた頃のものであり曲の良さ、組み合わせの面白さ、録音の良さと三拍子そろったテープということで随分と聴いたものでした。

ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲、ヴァイオリンはギドン・クレメール、アバド指揮するロンドン交響楽団がバックです。

これは録音データがきちんと残しておいてありました。1977年8月3日 ザルツブルク音楽祭大ホール。放送されたのは同年の12月7日です。ついでにチューナーはマランツ#125 TEACのA-6700という2トラ38デッキで録りました。テープは写真の通りマクセルのUDです。このテープをDATにコピー、それをCD-Rに焼いたものです。


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久しぶり、ほんとうに久しぶりに聴いてびっくりしたのは、その音の良さ。とてもエアチェックとは思えない自然な響きでホール一杯に鳴り響く感じ。ホールのせいかオケは柔らかさと重厚さを備えたピラミッドサウンド。ズシリと響く低弦の生々しさは下手なCDを上回るといっても過言でないくらい。奥行きも抜群、ホルンやティンパニの距離感などがリアル、いや~ホントにいい音で録れたものだと我ながら感心していまいました。
この演奏にもカデンツァは話題になったシニトケのものが使われていますが、当時聴いた印象とは違ってすごく面白いものに聴けました。ティンパニの音に先鋭なヴァイオリンをからませたもので秀逸なものと思いました。歳とともに嗜好は変わっていきますね。
クレメールのヴァイオリン、このベートーヴェンでは、それほど鮮烈という感じではありませんが、やや細身ながら芯にしっかりした音でアバドの充実した音楽をバックに古典美から逸脱することなく、ベートーヴェンのロマンティックなメロディーを繊細に歌いあげています。録音状態も含めて素晴らしいベートーヴェンです。これはCD化されているのでしょうか?されていたら是非欲しいです。音の比較もしてみたいし。。。
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ブラームス 交響曲第2番ニ長調作品73

無題最近はすっかりやらなくなってしまいましたがエアチェックに夢中になっていた時代がありました。某評論家の言葉を借りると麻疹みたいなもんだそうです。私の症状は長くて20代から始まって40代になってもやってました。これは丁度FM誌の歴史とも重なるようで、エアチェックに興味を無くしたのとほぼ同じくしてFM誌も次々と廃刊になっていきました。ちなみに私はFMfan派でした。さて、録音したテープをどのくらい聴いたかというと様々です。録りっぱなしで一回も聴かなかったもの、一度聴いてそのままのもの、演奏はもちろん、録音もうまくいって何度も聞き返したもの、その後その演奏以上のものに巡り会えずに大切にCDに焼いて保存しているもの、ほんとうに様々でそれらのテープを眺めていると自分の歴史史みたなものを感じます。

写真(オリジナルの2トラック19㎝で録ったオープンテープ、ダビングしたDAT、それからまたコピーしたCDとMDです)はそれらの中でもベスト3には入るもの、ベーム指揮、ウィーンフィルによるブラームスの交響曲第2番、1979年8月15日のザルツブルク音楽祭でのライブです。ウィーンフィルがウィーンフィルであった頃の輝かしい記録といいたいくらいにオーケストラが美しいブラームスです。出だしのホルンの響きからウィーンの音。そして一条の光が差し込んでくるようなしっとりとして、底光りするようなヴァイオリンの音色、続いてチェロのユニゾンが訴えるように響いてくると完全にウィーンフィルの虜になってしまいます。この時のウィーンフィルは多分絶好調だったとのではないかと思います。ベームも素晴らしい、よくベームはライブでこそ本領が発揮されるといいますが、そのことを実感させる演奏。特に終楽章の集結部に於けるたたみ込むような迫力はスタジオ録音では聴けない迫力があり、それに応じるウィーンフィルの輝きを放射するような弦とバランスを崩す寸前の音で咆哮する金管は何度聴いてもため息が出るほど素晴らしいものです。

録音は今聴いてもなかなかのものでした。左右の広がりには限界はありますが奥行きは出ます。また情報量が多くて左右のスピーカーの間が音で埋まります。SN比、レンジ、解像度等はFMですからそれ相応です。しかし弦楽の音色が実に魅力的に録れているのが一番の魅力で某レーベルのCDよりは上ではないかと思える出来です(^^)
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月に数回ですが更新しようと再開しました

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