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ブラームス 交響曲第3番ヘ長調作品90

最近はLPを聴くことが多くなりました。もちろんメインはCDなのですが、お借りしたものやオークションで入手したもの、暫く聴いていないポップスものを中心に聴いています。
基本的にはLPは面倒なので好まないのですが、聴いているうちに一つのことに気がつきました。それは演奏時間です。CDの場合はセットすると1時間以上なのですが、LPの場合は片面で約20分。両面聴いても40分、途中で面返しでワンクッション入る、これがまた今の自分にはいいのです。
もちろんCDは選曲が簡単だし途中でストップも自由なのですが、LPを片面でもとおして聴いた方がなんとなく聴いたという感じがするのです。こんなことを思うのはナマクラ愛好家の私くらいかもしれませんが、とにかくそういうこともあってLPを取り出すことが多くなったことは事実です
今回はブラームスの3番を。演奏はカラヤン指揮、ウィーンフィルとのもので1961年頃の録音のようです。
R0014575.jpg

後年のベルリン・フィルと一心同体となって彫琢の限りを尽くしたマッシブで輝かしいブラームスとは違います、当たり前ですが。
うまくいえないのですが、、、カラヤンとウィーンフィルの間にスペースのようなものがあって、そこにはお互いに踏みこまないようなモノを感じました。良くも悪くもオケとカラヤンとが一体になったというものとは違うかなという感じです
じゃあ、つまらいブラームスかというとそうではなくてこれがなかなかいいのです。

熱気あふれたというのとは違ったユッタリとしたものがあって、息もつかせぬではなくて一息いれられるユトリのよおうなものを感じるのです?快速で一糸乱れずではなくてウィーンフィルの美音によるブラームスの音楽に部屋が覆われていくような感じで推進力よりも広がりのようなものを感じさせてくれます。こういう目元が優しいような3番もいいものだと思わせるものなのです。
特に2,3楽章などはウィーンフィルの美質がこの曲の歌謡性とマッチした美しいものでした

録音はもう50年くらい前のものですが、録音機材が真空管であろうということを想像させるような音です
レンジは広いとはいえませんが全体的に厚手で柔らかな音質で聴き疲れのしない耳に優しい音です。
各楽器の分離もよくて奥行きや広がりも十分でスピーカーの間が音で満たされす
ただ弦楽器の繊細感や分離がイマイチなこと。やや一色に塗りつぶされる嫌いがあります
そこがちょっと残念なところでした


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ブラームス 弦楽六重奏曲第2番ト長調作品36

今日はブラームスの弦楽六重奏曲です。第1番の変ロ長調作品18のほうはフランス映画「恋人たち」にその第2楽章が使用されて特に有名になりました。余談ですがこれはラブシーンに使われたそうですが音楽がズタズタになっていることから映像のほうが相当カットされたことが伺いしれたという話しを何かの本で読んだ記憶があります。今日はその第2楽章で有名な1番ではなくて、どちらかというと1番の陰に隠れているような2番のほうを聴いてまいました。こちらを選んだのはへそ曲がりということではなくて1番よりも好きだからです。
今日聴いたたCDはヴェス(ヴァイオリン)やビルスマ(チェロ)等のメンバーからなるラルキブッテリの演奏です。
b6.jpg

この演奏を最初に聴いた時にはこれがブラームスかと思いました。録音のせいかもしれませんがアマデウス四重奏団等による演奏とはまるで違います。ブラームス特有の重っ苦しいような、晦渋な響きでは無くて実に透明でさわやかな音楽。弦六本が見えるような明快で柔らかな響きによる六重奏曲。ブラームスファンからははこんなのブラームスじゃない、そんな声が聞こえてきそうですが、ブラームスの、あの重苦しい響きがあまり好みではない私にとっては実に魅力的で聴きやすいブラームスです。
そしてこの2番はホント、いい曲だと思います。ブラームス特有のちょっと重さがありながら流れるようにしなやかでのびのびとしたよく歌う第1楽章、ドヴォルザークと間違えてしまうであろう美しいメロディの2楽章、静謐な3楽章、そして快活ながらも落ち着いた雰囲気を失わない第4楽章。名曲だと思います。

録音は1995年。このシリーズは優秀録音が多いのですが、これもその1枚。ピリオド楽器にありがちなキツさの無い豊かな響き。各楽器の定位と溶け合いがバランスした見事な音。音場も透明で伸びやかなブラームスの六重奏曲が楽しめました。 94点

ラルキブッテリ

ブラームス ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調作品108

ブラームスには名曲が沢山あります。が、あまり好きな作曲家ではありません。交響曲も最近はあまり聴かないしピアノ協奏曲も疎遠、すすんでは聴きたいという気持ちにあまりなれません。
そんなブラームスなのですが室内楽、特に弦楽五重奏曲、そしてヴァイオリンソナタは好きなので割合と聞いています。ただ音源的には少ないです。手元にあるのはオイストラフ/リヒテル、デ・ヴィトー/フィッシャー、それにウィウコルミスカ盤になります。私はよくお邪魔させていただくハルコウさんのような意欲も根気もないので聞きくらべなどは無理なのでここで各盤についてのことを書くことはいたしませんが音に不満がなくてブラームスらしいのはオイストラフ盤と思っています。ただブラームスらしいというのがくせ者でこのヴァイオリンソナタにはもっと爽やかな演奏もいいのではないかと思うことが多くなりました。
そんな訳でブラームスのヴァイオリンソナタをサラリとしたヴァイオリンで聴いてみたいなと思いました。図書館で借りた古沢厳の演奏もそんな演奏で気に入っているのですがHMVを眺めていたらスークの演奏を発見。このヴァイオリンの音盤をあまり持っていないということもあって購入いたしました。

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スークというと私がクラッシック音楽を聴き始めた時はビックネームで必ず名盤紹介にはノミネートされていました。でも最近はあまりその名前を聞かなくなったようです。
この3番は3つのソナタでも一番スケールが大きく、特にピアノのパートも伴奏の域を脱していると思えるくらいなので普通に演奏しても聴き応えのある曲です。ただそこの塩梅が難しくてオイストラフ/リヒテル盤のように白熱した演奏ではヴァイオリンソナタの或をはみ出してしまったよう、ちょっとうるさく思えてしまうと思うこともあるのです。最初に聴いた時にはその圧倒的な演奏に感激したのですが勝手なものです。
さて、このスーク盤は期待に応えてくれた美しくてよく歌われたブラームスでした。スークのヴァイオリンは思っていたより線の細さを感じることなく密度のある音。フレージングも硬くなることがなく自然で滑らか。しかしながらニュアンスを感じさせるし歌い回しも柔軟。いい意味でブラームスの重さのようなものを感じさせないものです。ピアノのカッチェン、名前は知っていましたが聴くのは初めてのピアニストです。バランス感覚の優れた人かと思いました。ガンガンと弾いてでしゃばることもなく、そうかと言って控えめでもない。自由闊達ではなくて己をわきまえた闊達さ?温かみのある音色もあってスークとのコンビもいいものと思えました。刺激的なものはないけど安心して聴ける、クルマでいえば上質のセダンのようなブラームスでした。
なお今回は好きな3番を取り上げましたがこのCDには一緒に1番と2番が収められています。これらは3番以上に名演。資質に合っているのでしょうか?特に2番、こんなにいい曲だったのかと思わせる演奏でした。
録音は1967年。ステレオと表示されていますがモノラルとしか思えない音です。オシロスコープなど持っていないので確かめることは出来ませんが聴感上はモノラルです。この年代では完全にステレオに移行しているはずでライブ等ならともかく正規録音でモノラルとは。。。ヴァイオリンソナタなのでステレオ録音でなくても特に不都合はありませんが音場的に不満が出てしまいます。演奏が良かっただけに残念でした。

ヨゼフ・スーク(ヴァイオリン)
ジュリアス・カッチェン(ピアノ)



ブラームス 「ハイドンの主題による変奏曲」作品56a

ちょっと前になってしまいましたがyokochanさんのブログで昔の、たぶん20年くらい前に発売されたWEEKENDシリーズからケルテスのシューベルトを取り上げていました。わたしが興味を持ったのはその中身ではなくてケースを含んだジャケットのほうでした。
yokochanさんのブログでは赤いケースが載せられていました。わたしもこのシリーズは何枚か持っていたので調べてみましたが残念ながら全て黒のケースのものでした。

それにしてもこのシリーズのジャケットをなんと評したらいいのでしょうか?
当時の廉価盤、といっても2000円を切ったくらいの価格だったように記憶してますが、いかにも廉価盤然とした丁装は今みても手抜きの見本のようなものです。
まあ、これを買ったときは聴きながらブラームスの顔の部分をボールペンであれこれ線を入れてしまいました。したがって写真はオリジナルとは少し違ってます(^^ゞ

今日はその中からモントゥー指揮のブラームス、「ハイドンの主題による変奏曲」を聴きました。


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ハイドンの主題といってもハイドンのどんな曲からなのかは知りません。こういうのは知らなくても差し支えない?かえって知らないほうがいいのかも?ベートーヴェンの「魔笛の主題」などよく知っている主題のものもありますが、知らない曲から何の変哲もない主題をとったもののほうがいいような?意味不明ですね(^^ゞ
この曲はブラームスの管弦楽曲の中でも最右翼に置きたいくらいい曲だと思います。変奏曲らしい構成感とブラームスらしい分厚くてロマン的な美しさ、そして高揚感があって聴き応え十分、ブラームスの交響曲はちょっと、でもブラームスのオーケストラが聴きたい、そんな時にはぴったりな充実した作品ではないかと思います。今日はちょっと回りくどくなりました(__)
モントゥーの演奏を聴くといつも感じるのは包容力というか肌触りの良さです。ダイナミックな響きも決してうるさくならない。テンポを動かしても嫌みにならない。そうして無理なくクライマックスを築く。そんなブラームスがここでも聴けます。できそうで出来ないのではないでしょうか。ロンドン交響楽団も素晴らしい演奏です。このCDはウィーンフィルとの2番とカップリングされているのですが最初聴いた時にはウィーンフィルと思ったくらいにしなやかな音を出していました。
録音はライナーに明記していなのですが1960年頃のようです。
fレンジ、Dレンジとも広くはないのですが、すべてに於いて特に不満のないバランスのよい録音。広がり感よりも奥行き感が豊かで前後感はよく出る録音。特に大きな音にしない限りは比較的歪感も少なく暖色系の聴きやすい音でふくよかなブラームスが楽しめました。   88点

ピエール・モントゥー指揮
ロンドン交響楽団



ブラームス 交響曲第4番ホ短調作品98

先日は日の出の写真をアップしましたが今日は夕日です。夕日を見るのは珍しくはありませんがアップしてみました。これは生家の屋上から撮ったもので田舎町の家が並んでいて美しいものではないのはご勘弁をsunsetfc.jpg


bra4.jpgこんな風景を眺めていると聴きたくなるというか頭の中に流れてくるのがブラームスこの時期になるとなぜかブラームスが聴きたくなることが多いようです、月並みですが。
好きなのはヴァイオリンソナタなのですが、こちらは3番を取り上げているので今日は交響曲を。ブラームスの交響曲を最初に聴いたのは4番、次に2番、1番、3番という順に聴いていきました。以前ブラームスの交響曲で好きな順を答えさせるアンケートを見た記憶がありますが、その時は1番が一番人気と記憶しています。わたくしは1番は苦手なので聴くのは2番か4番になってしまいます(3番は苦手ではありません) 今日は一番好きな4番を定番ともいえるワルターの演奏で聴いてみました。4番というと始めてこの曲を聴いたのバーンスタインとNYフィルとのもので学生の頃でした。当時から定評があったのはワルター盤(共に中古で購入)でしたが自分にはワルターのものはすっきりし過ぎの感があって響きの分厚いバーンスタインの演奏のほうがしっくりきたので、こちらを沢山聴いていたのですがCD時代になってからワルター盤を聴き直してさすがに定評あるものだと感じいった次第でした。ちょっと遅かったです。
演奏に関してはわたしが改めて綴る必要性がありませんね。すっきりとしたフレージングからくる繊細かつ流麗でよく歌うブラームス。混沌としたり重厚ななものとは違って明晰で叙情的なブラームス。人生の秋をソフトフォーカスにではなくてしっかり焦点を合わせて立体的に映したようなブラームスでやはり第一に聴きたくなる愛聴盤です。

録音は1959年。ワルターの一連の録音に共通する音。この名演を鑑賞するには」全く不満のない録音。敢えていえば、レンジは広くないしステレオ感も左右、中央、奥と割り振った感があってその間の音が抜けている感じは否めない。オーディオ的に聴くとそうなりますが、そんなことを気にしてこの名盤を聴く人はいないですね(^^ゞ  90点

ブルーノ・ワルター指揮
コロムビア交響楽団
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Author:pigumoncocco
月に数回ですが更新しようと再開しました

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