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チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番変ロ短調作品23

チャイコフスキーのピアノ協奏曲、久しく聴いていなかったです
クラッシックを聴き始めたころはクライヴァーンのLPを夢中になって聴いてましたが
なんだかもうこの曲を夢中になって聴く歳は過ぎ去ったような
ところが最近オークションでゲットしたLPの中にこんなのが混ざっていました

R0013429.jpg

リヒテルのピアノ、バックがムラヴィンスキーのものです
この演奏の存在は知っていましたが聴いたことはなかったものです
古い録音、おまけに疑似ステレオというハンデにもかかわらずに聴きました

この曲はご承知のように第1楽章が異常に長いというか大きくて頭でっかちの構成
その第1楽章を悠然と大河の如く演奏するのも悪くないですが。。。
この演奏は主導権をムラヴィンスキーがとっているのでしょうか?
フレージングのせいか小気味よいテンポ聞こえます。


ムラヴィンスキーはいつも通り快刀乱麻の如し
リヒテルのピアノが負けじと豪快についていくところが爽快
2楽章もテンポは速め、音楽が盛り上がるにつれ、ピアノも白熱
ただ白熱するでけではなく、ふと詩を感じさせるところが何ともいえないところ
この楽章はややもすると退屈なのですが、そんなことを感じさせない豊かな膨らみのようなものを感じました。
3楽章もリヒテルは奔放に弾いているが、ここでも豪快一本槍ではなくて歌を感じさせてくれる。そして最後はムラヴィンスキーとともゴール目指してまっしぐらといった感じで最高のフィナーレ
熱い熱気というよりも冷たい緊張感と詩情が漂うようなチャイコフスキーでした。
もっと爆演系のものかと思っていたのですが予想に反してゆとりと詩情を感じさせるひと味違ったもので掘り出し物でした
これでもう少し音が良かったらな、そこがチト残念でした

スヴィヤトスラフ・リヒテル(ピアノ)
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
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チャイコフスキー ピアノ三重奏曲イ短調「偉大な芸術家の思い出のために」

チャイコフスキーのこのピアノトリオ、この曲は好きで良く聴いていた時期がありました。今も好きなので以前からこの曲をエントリーしようと思っていたのですがこの曲も持つ濃厚な感情表出には憂鬱になってしまうこともあり先延ばしにしてきました。
この曲はとっても美しい、美しすぎて時には鬱陶しいくらい。しかしこのチャイコフスキーの泣き節、お涙頂戴の音楽をひとたび聴いてしまうとチャイコフスキーの作り出す無類の何と哀しくも美しい音楽に酔いしれてしまうのがなんとも悔しいような??
以前ホロヴィツのピアノ、ロストロポーヴィッチのチェロ、スターンのヴァイオリンという組み合わせのものを聴いたことがあります。これは史上最大のコンサートと銘打ったアルバムに第1部だけが収録されていたものですが、今まで聴いたものでは最もスケールが大きくて無類の演奏でしたが、この演奏では流石のスターンも他の二人に圧倒されたのか影が薄い感じでトリオ演奏の難しさを感じさせるものでもありました。
trio.jpg


なぜこんなことを書いたのかというと今日取り上げた演奏でも同じことを感じたからでした。ナージャ・ソネンバークのヴァイオリン、セシル・リカドがピアノ。チェロがメネセスです。このCDでヴァイオリンはソネンバーク。決して大きな音でないのですが自由奔放というか伸び伸びと弾いていて、それに対抗するかのようにピアノのリカドが明るめの音でガンガン弾く。美人二人、女の争いに気圧されたのかなんだかメネセスのチェロが控えめで存在感がちょっと薄い?ホロヴィッツらの演奏に於けるスターンのようになってしまっているようでした。そんな思いが強く感じた第1部よりも第2部の変奏曲のほうが曲想の変化と三者の個性がマッチして息も合ってきたようでメネセスのチェロも第1部よりも伸び伸びとしているように聴けました。特にシットリと歌うところ、そういう場面ではチャイコフスキーの甘い歌が比較的からっとした感じで、しかし十分に歌われていて名旋律が変化の富んだ音色の絡み合いとともに楽しめました。終わり良ければ全て良し、です(^^
余談ですが旅行とか飲みにいっても3人だと二人だけで話が盛り上がってしまうと、もう一人が相手にされないってことありますよね、三人って難しい?

録音は1993年。レンジは普通。スピーカーの間に三つの楽器が展開。各楽器の距離感も乏しく演奏とは反対にこじんまりとして霞がかったようなEMIらしい録音でした 87点
ナージャ・ソネンバーク(ヴァイオリン)
セシル・リカド(ピアノ)
アントニオ・メネセス(チェロ)


チャイコフスキー ピアノ協奏曲台1番変ロ短調作品23

clivurn.jpgクラッシック音楽を聴き始めたころによく聴いた曲というとイ・ムジチ(アーヨ盤)の「四季」、ケルテス/ウィーンフィルの「新世界」、クライバーンの「皇帝」バーンスタイン/NYフィルの「シェラザード」それにクライバーンのチャイコフスキーのピアノ協奏曲あたりだったでしょうか?これらは全て中古で購入したもの、中古といえども1000円前後と高価だったので買える枚数は限られていたわけで毎日のように取っ替え引っ替え同じものばかりを聴いていました。そういうこともあってか、これらの曲はその時代で完結しちゃったようで、20代も後半になると殆ど聴くことがなくなってしましました。
ところでいつも訪問させていただいているハルコウさんのブログでチャイコフスキーのピアノ協奏曲の聞き比べの記事があり面白く拝見させていただいているうちに、久しぶりにこの曲が聴きたくなりました。演奏は昔懐かしいクライバーンのものにしました。この演奏はLPしか所持していないのでCDは図書館から借りてきての試聴となりました。(アップしたのは古いLPです)

久しぶりに聴いてみると、すこし印象が違ってました。以前聴いた時はもっと豪快な感じがしたのですが、今聴くと豪快というよりは若さの発散というか爽快なチャイコフスキー。スラヴ的泥臭さというよりは、都会的。ピアノは重量感あるというものではなくて粒立ちのいいやや細身ながらも強靱な引き締まった音による知的で詩的で伸び伸びとしたチャイコフスキー。アルゲリッヒのような猪突猛進、怒濤のような迫力で圧倒するというものではないので、今となっては少し物足りなさもあるのも事実。でも逆に言うと手垢にまみれたこの曲を名人芸の披瀝だけに終わらせずに純な表現で聴かせてしまうことがある意味では貴重かとも思いました。
バックはコンドラシンの指揮。ダイナミックで間然とするところがない指揮で見事なものだと思いました。

録音は1958年。古いもので左右と中央を主とした音場感ですが、その間の音が抜けていることもなく、奥行き感もそこそおある聴き易いもの。ただD、Fレンジはさすがに広くはないのはいたしかたないところ。 88点

ヴァン・クライバーン(ピアノ)
キリル・コンドラシン指揮
         交響楽団

チャイコフスキー 幻想序曲「ロメオとジュリエット」

チャイコフスキーの音楽はあまり好きではないのですが意外と聞くことが多いという、私にとっては不思議な作曲家です。「ロメオとジュリエット」はベルリオーズやプロコフィエフも音楽に取り上げていますが、今日はチャイコフスキーもののを。この曲は静と動の対比の鮮やかさと甘美なメロディーで親しみやすい曲の一つでしょう。ただ親しみやすいのと安手になるのは裏表で、あまり派手にやられると、ちょっとなあ、と思わされることもあります。いつだったかFMのスイッチを入れたらこの曲が放送されていました。途中からだったので演奏者は不明、愛の語らいの部分は濃厚すぎるくらいに歌っているなと聴いていました。で、争いの場面になるとこれはもう凄演というか猛演というかやりたい放題といった感じで辟易、いくらなんでもやりすぎなんではと思って演奏が終わってアナウンスを聞くと今は亡き某指揮者のもの。嗜好の問題ですが羽目を外しすぎた演奏は敬遠したくなる曲です。
今日選んだのはモントゥー指揮、ロンドン交響楽団のものです。某指揮者を引き合いに出して悪いのですが、さすが、モントゥー踏み外すことなくこの曲を仕上げています。踏み外しがないから穏やかな演奏というものではなくて、決めるべきところは金管を強奏させ、ティンパニーの強打も迫力十分な演奏になっています。モントゥーの演奏を聴いていていつも思うことは肌触りの良さです。どんな強奏になっても全体を温かく包むようなものがあってきつくならないのです。そこがモントゥーの一つの美点ではないかと思っています。
録音は1963年、ウィーン・コンツェルトハウスでのライブです。40年以上前の、そしてライブということを考えるとすごく優秀な音です。レンジはあまり広くはありませんが拡がりや奥行きは十分、金管やティンパニーの切れ込みもよく、音楽的で聴きやすい音です。昔のライブ録音は制約があったのでしょうが、逆に言うと制約がある故のシンプルな録音が自然な音を導いたとも言えそうで、これはそんな好例の一つだったのではないかと思いました。

ピエール・モントゥー指揮
ロンドン交響楽団

チャイコフスキー 交響曲第5番ホ短調作品64

皆さんご存じの宇野功芳という評論家。私は長い間宇野氏が寄稿する雑誌や書籍を熱心に読んで、それを参考にしてLPやらCDを買い求めていた時期がありました。
しかしある時期から、氏のシンパと思われる人たちと徒党を組んだような言動が見受けられるようになったり、ワンパターンの評論、演奏者を見るだけで内容がだいたいわかってしまう、そんことに嫌気がさして今はすっかり無視する存在になってしまいました。
まあ、功罪半ばでしょうか。通算すると当たりの確率は7割くらいだったと思います。7割は買って楽しめたけど3割はお払い箱行きにしたということです。
前者の筆頭はムラビンスキー、後者はEMI以降のハイドゥシェックでしょうか。

このクリップスによるチャイコフスキーは当たりの1枚でした。
遅めのテンポでウィーンフィルの美しさを活かしたエレガントなチャイコフスキー。
ムラビンスキーの峻烈なものとは対極をなすチャイコフスキーといえそうです。
推測ですが、かなりの部分はウィーンフィルに任せてテンポやダイナミクスくらしか指示しなかったんじゃないかな?良い意味でウィーンフィルの資質に寄りかかってこの美演となった、そう思えるのです。

録音は古くてFレンジ、Dレンジともそこそこ。SN比もいいとは言えません。
最新のモノと比較は出来ません,が
音楽的な充実した音で、十分に楽しめる音です

ヨゼフ・クリップス指揮
ウィーン・フィルハーモニー
2894-30872-2
プロフィール

pigumoncocco

Author:pigumoncocco
月に数回ですが更新しようと再開しました

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